カシオ計算機は11月21日、サウナ愛好家向けに開発した腕時計「サ時計」を発表した。応援購入サービス「Makuake」で12月2日正午からクラウドファンディングを実施する。支援金額は9800円から。
カシオ社内のサウナ好きの若手を集めた「TEAMサ」が、3年をかけて開発・検証したこだわりの腕時計。サウナの適切な利用時間(成人で1回5~12分)を計れる12分計とアナログ時刻表示に機能を絞り、ワンプッシュで切り替えられる仕組みにした。「12分計で経過時間を計測しながらボタン一つで現在時刻を確認できる」という。
耐熱電池など新たな耐熱・耐湿技術を採用し、設定温度100℃のサウナに耐える仕様(腕につけて15分以内の使用)。ケースには透湿性の低い樹脂を用い、風防のくもりを抑える。バンドは温浴施設に多いカールバンドとした。
クラウドファンディングでは、2色のカシオオリジナルモデル(9800円)を各1000本、開発に協力したサウナ愛好家向けサイト「サウナイキタイ」とのコラボモデル(1万1300円)300本を用意する。募集期間は、12月2日正午から2025年2月27日まで。
成立条件は売上150万円で、不成立の場合は全額を返金する。成立時には25年6月から順次商品を発送する予定だ。
なお支援募集に先立ち、新宿マルイ本館で開催中のイベント「全国サウナ物産展2024」で22日からサ時計の特別展示を行う。
クラウドファンディング開始にあたり、TEAMサは「製品開発を進める中で、今ではサ時計なしでのサウナは考えられないものになった。日本全国のサウナー(サウナ好きの人たち)の皆様にも、ぜひサ時計を使ってもらい、より快適で、より自由な、自分だけのサウナ時間を体験してもらえるとうれしい」としている。