ヤマダデンキは12月2日、会員向けの預金・振込サービス「ヤマダNEOBANK」で展開していたキャンペーン「ヤマダ積立預金 満期特典」を中止すると発表した。一部の利用者が大量に申請するなど、想定をはるかに超える申し込みがあったという。これを受け同社は「当初の目的を鑑み、誠に勝手ながら、特典について中止することを決定した」と説明している。
申し込み済みの利用者には個別に連絡した上で、1人(1口座)につきヤマダポイント3000ポイントをおわびとして配布する。申し込み済みの積立預金契約の取り扱いについては、住信SBIネット銀行と協議し、今後案内するとしている。
「この度、お客さまに多大なるご迷惑をおかけいたしました事、心よりおわび申し上げます。特典について、事前の想定・準備において弊社の見通しが甘かったと認識しており、お客さまのご期待を裏切る結果となりました事を重く受け止めております。この件を真摯(しんし)に受け止め、今後お客さまのご期待にお応えできるよう努めてまいります」(ヤマダデンキ)
キャンペーンはヤマダデンキが11月28日までに発表したもの。自動積立預金サービス「ヤマダ積立預金」での積み立てを最終月まで継続して満期を迎えた場合、通常の還元として積立総額の5%、キャンペーン特典としてさらに5%の計10%を、ポイントで還元するという施策だった。元本が保証され、最短12カ月で還元が受けられることもあり、SNSでは「実質、年利約18.5%の破格のキャンペーン」として話題になっていたが、29日にキャンペーンサイトが閲覧できない状態になっていた。