公正取引委員会は12月4日、米Amazon.com日本法人のアマゾンジャパンによる独占禁止法違反が疑われる行為について審査を行っているとして、Amazon.co.jpへの出品者を対象とした意見募集を始めた。
アマゾンジャパンは、Amazon.co.jpに「おすすめ出品」を掲載する表示スペースを設けている。公取委によれば、同スペースへの商品情報の掲載に際して、競争力のある価格設定を求める、あるいは配送支援サービス「フルフィルメント by Amazon」を利用させることで出品者の事業活動を制限している可能性があり、情報を募っているという。
情報提供は公取委の専用フォームで受け付ける。アマゾンジャパンについては11月26日、公取委による立ち入りがあったことや、独禁法違反の可能性について調査が進められていることが複数メディアで報じられていた。27日には、経済産業省から是正の要求も受けていた。