米Googleは12月13日(現地時間)、AI搭載のリサーチアシスタント「NotebookLM」に新機能を追加し、有料プラン「NotebookLM Plus」を発表した。
また、11日に発表した「Gemini 2.0 Flash」の実験バージョンの展開を開始する。
NotebookLMは、Googleが2023年7月に発表し、今年の6月から日本でも利用できるようになっているAIアシスタント。ユーザーは、PDF、WebサイトのURL、Googleドキュメントやスライド、YouTubeのURLなどをアップロードし、それらの情報を要約させたり、質問に答えさせたりできる。
ユーザーインターフェースが刷新され、「ソース」「チャット」「Studio」の3つのパネルに分割された。
「ソース」でアップロードした情報を管理し、「チャット」でソースについてAIと会話し、「Studio」で文書や「Audio Overview」(日本では「音声概要」。日本語には非対応)を作成する。
また、Podcastのような男女の声で概要を解説する音声概要の再生中に、音声で質問し、回答を得られるようになった(β機能)。この機能を使うには、NotebookLMにマイクの利用を許可する必要がある。
有料プランは企業や教育機関にGoogle WorkspaceまたはGoogle Cloudを通じて提供する。2025年初頭にはGoogle One AI Premiumプランを通じて、一般消費者にも提供される予定だ。
無料プランと有料プランの主な違いは以下の表の通り。
プレミアム機能は3つあり、アクセス範囲をチャットのみに制限する機能、応答スタイルや回答の長さを設定する機能、作成したNotebookへの1日当たりのアクセスユーザー数やクエリ数などの分析機能だ。
有料プランの価格は、Workspaceの場合はアドオンとして提供され、ユーザー1人当たり月額20ドルから。Google Cloudの場合は営業チームに問い合わせのこと。