米Googleは12月17日(現地時間)、Gemini Advancedユーザー向けに「2.0 Experimental Advanced」モデルの提供を開始したと発表した。
デスクトップとモバイルのWebブラウザで、Gemini Advancedのモデル選択メニューから選択可能になった。
項目名の下にある「Preview gemini-exp-1206」は、PythonやJavaScriptなどのプログラミング言語でのコーディング、微分積分や線形代数などの数学問題の解決、複雑な文章からの情報抽出と推論、複数ステップを含む指示の正確な追跡など、複雑なタスクで大幅に改善されたパフォーマンスを備えた新モデル。
コーディングだけでなく、「学校や個人のプロジェクトで数学の問題を解く場合でも、新規事業立ち上げのためのビジネスプランを作成するための詳細な複数ステップの指示を提供する場合でも」役立つという。
ただし、「このモデルは初期プレビューであり、期待どおりに動作しない可能性がある」。また、「このモデルはリアルタイム情報にアクセスできず、実験段階であるため、Geminiの画像生成機能や音声認識機能など、一部のGemini機能と互換性がない」という。
Gemini Advancedは月額2900円。最初の1カ月は無料だ。