国民生活センターは12月19日、総務省やNTT東西地域会社をかたり、電話が停止するかのように装って個人情報を聞き出そうとする不審な電話が増えているとして注意喚起した。
自動音声ガイダンスで「2時間後に電話が使えなくなる」「1番を押してください」などとボタン操作に誘導し、オペレーターとつながると個人情報を聞き出そうとするケースが確認されている。
10月に相談を受けた50代女性の事例では、オペレーターとつながった後、確認のためとして住所、氏名、生年月日を聞かれたという。相手に会社名を尋ねると「NTTカスタマーセンター」を名乗り、その後「間違いでした」と言って一方的に電話を切った。
国民生活センターは「総務省やNTT東日本およびNTT西日本から、電話を停止することに関して自動音声ガイダンスやSMSを使って連絡することは絶対にない」として、個人情報は絶対に伝えないように注意喚起している。