メルカリは1月15日、アプリ内で14日に告知した29日付の利用規約改定について、一部誤解を招いたとして公式X(@mercari_jp)で謝罪した。利用規約の改定を巡っては、「クーポンを使って商品を購入されたら、出品者の売上金が減るのでは」とする指摘が、14日深夜ごろからX上で続出。これに対し、メルカリは「クーポン(割引券)利用有無によって、出品者が得る『売上金』が変わることはない」と説明している。
問題となったのは、クーポンの取り扱いに関する利用規約の変更だ。従来の規約では、クーポンを使って商品が購入された際、クーポン分を割り引いた金額を「当該商品の商品代金とする」として、「かかる場合には、弊社は、割引券による割引金額相当分を、販売手数料から減額する」と記載していた。
一方、改定後の利用規約では、「かかる場合には、弊社は、割引券による割引金額相当分を、販売手数料から減額する」との文言を削除。この改定に対し、X上では、クーポンの割引額をメルカリ側が負担しないように読めるとして、「購入者のクーポンの割引額は、メルカリではなく出品者が負担することになる」といった声が相次いでいた。
これを受け、メルカリは15日午前10時20分ごろに公式Xに規約改定に関する声明を発表。「『売上金』は『販売価格』(=出品者が設定する価格)をもとに計算されるため、購入者のクーポン利用によって影響を受けることはないので、安心してほしい」としている。
ITmedia NEWS編集部は、メルカリに対し、今回の利用規約の改定理由などを問い合わせている。回答があり次第、追記する。