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サイバーエージェント、メディア&IP事業が大幅増益 ABEMA好調で営業利益14億円、売上高も過去最高

ITmedia NEWS 2025年1月29日 17時17分

 サイバーエージェントは1月29日、2025年9月期第1四半期決算(24年10月1日~12月31日)を発表した。売上高は2038億4200万円(前年同期比5.6%増)、営業利益83億100万円(同32.1%増)、経常利益88億600万円(同35.9%増)、純利益50億7100万円となった。今期は、ABEMAの損失改善が寄与し、メディア&IP事業が黒字転換となった。

 メディア&IP事業には、ABEMAの他、公公営競技のインターネット投票サービス「WINTICKET」が属しており、売上高は556億3800万円(同10.5%増)と推移し、過去最高を記録。ABEMAの損失改善も寄与したため、営業利益は14億1600万円(前年同期間7億9600万円の損失)の黒字となった。

 ABEMAのコンテンツの中でも特にアニメが人気を博している。年末年始はスポーツがオフシーズンであったが、アニメや格闘技などを中心に番組編成をしたところ、23年の年末年始を上回る2079万WAU(1週間当たりの利用者数)を記録したとしている。またIP事業では、アニメ制作やアニメへの出資を積極化。1月には、アニメ制作会社「CA Soa」を設立した。

 その他の事業については、インターネット広告事業では新規開拓が成功し、売上高は1177億9200万円(同11.8%増)、営業利益は60億1200万円(同6.1%増)に。ゲーム事業では、好調な新規タイトルがある一方、既存タイトルの落ち込みがあり、売上高は382億4700万円(同15.1%減)、営業利益は33億5200万円(同4.1%減)となった。投資育成事業は売上高は4億6500万円(同24.8%減)、営業利益は8500万円(同16.0%減)だった。

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