Xのコミュニティ機能が2月4日(日本時間)にアップデートされ、コミュニティ向けの投稿がメンバー以外のタイムラインやおすすめにも表示されるようになった。意図せず投稿が公開されてしまったコミュニティ参加者などからは悲鳴が上がっている。
米X社のCommunitiesアカウントは、「このアップデートにより、コミュニティはX全体に完全に統合された」と告知した。具体的には、1)コミュニティの投稿と返信は、フォロワーや他の人にも表示される、2)Xの利用者は、非会員であってもコミュニティの投稿に返信できるが、会員からの返信が優先される、3)コミュニティが削除されても投稿はXで引き続き表示される。
しかし、コミュニティでは不特定多数のユーザーに見られたくない内容を発信している場合もある。例えば、仲間内で映画やゲームの“ネタバレ”を楽しむコミュニティなどだ。投稿が非メンバーにも表示されれば、発信者とネタバレを見てしまった閲覧者の双方がダメージを受けかねない。
このため、日本のみならず海外でも反発は大きいようだ。Communitiesアカウントの告知ポストに対しては、海外のXユーザーから「今までで最悪のアップデート。誰でも返信できるなら、コミュニティに参加する意義は何?」「おめでとうございます。あなたはコミュニティを完全に無意味にしました」といった声が上がっている。