ソニー・インタラクティブエンタテインメントは、2月8日に発生した「PlayStation Network」(PSN)の障害を受け、「PlayStation Plus」加入者全員に自動的にサービス期間を延長すると発表した。新作ゲーム「モンスターハンターワイルズ」の第2回オープンβテストを行っていたカプコンも補てんを検討しているという。
プレイステーションのカスタマーサポートが運営する公式Xアカウントが9日に明らかにした。今回の接続障害は「運用の不具合」と説明し、ユーザーに謝罪し、補てんとして「PlayStation Plus」加入者全員に自動的にサービス期間を5日間延長するという。
カプコンも9日、PSNの障害によってオープンβテストに参加できなくなったユーザーに対し「テスト期間が大きく削られてしまった状況を鑑み、来週末以降に約24時間分の追加実施ができないか、現在検討を行なっている」と公式Xで表明した。オープンβテストは2月7~10日と、2月14~17日の二度にわたり、全ての対応プラットフォームで開催するスケジュールになっているが、PS5ユーザーのみ丸一日減ってしまうことになるためだ。
障害が発生したのは土曜日の朝。SIEは8日の午前9時12分に「PlayStation Storeを含むPlayStation Networkが利用できない場合がある」とX上で報告し、調査と復旧作業を行っているためユーザーにしばらく待つように伝えた。
しかし復旧のアナウンスがあったのは、丸一日が経過した9日午前9時5分だった。その間、途中経過や見通しについての報告はなく、一部ユーザーからは「社会人にとって土曜日は貴重(な休日)」「ユーザーが欲しいのは中間報告」といった声も上がっていた。