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Ryzen AIを搭載した14型AI PC「HP OmniBook Ultra 14 AI PC」が日本上陸 9月以降に発売予定

ITmedia PC USER 2024年7月23日 11時5分

 日本HPは7月23日、7月15日(米国東部時間)にグローバル発表された新型PCを日本でも展開することを発表した。いずれも出荷開始(発売)は9月以降を予定しているが、一部については7月23日から受注を開始している。

●HP OmniBook Ultra 14 AI PC(7月23日予約受付開始)

 「HP OmniBook Ultra 14 AI PC」は、推論に特化したNPUを統合したAPU(GPU統合型CPU)「Ryzen AI 3シリーズ」を採用した個人向け高機能14型AI PCだ。7月23日から受注(販売予約)を開始しており、最小構成の予想実売価格は29万9200円となる。

 Ryzen AI 3シリーズのNPUは本来、ピーク性能が50TOPS(秒間50兆回の処理)とされているが、本機はAMDとの協業によってピーク性能を55TOPS(秒間55兆回)に“上乗せ”していることが特徴だ(※1)。このNPUを生かして高画質化を図った高解像度Webカメラも内蔵している。GPUは、APUに内蔵された「Radeon 800Mシリーズ」で、高い描画性能を有している。

 メモリはモデルによって16GBまたは32GB(LPDDR5X-7500規格:増設/換装不可)を備え、ストレージは全モデル共に1TB SSDを搭載する。ディスプレイはタッチ操作対応の14型IPS液晶で、パネル解像度は2240×1400ピクセル(アスペクト比16:10)となる。

 HPの法人向けPCではおなじみのセキュリティ機能「HP Wolf Security」も搭載しており、よりセキュアな環境で運用できることも特徴。内蔵バッテリー駆動時間は最大21時間だ。

●HP OmniStudio X 27/32(9月以降受注開始予定)

 「HP OmniStudio X 27 All-in-One PC」(27型モデル)と「HP OmniStudio X 32 All-in-One PC」(31.5型モデル)は、Core Ultraプロセッサ(シリーズ1)を搭載する液晶ディスプレイ一体型(AIO)デスクトップPCだ。受注開始は9月以降を予定しており、最小構成の予想実売価格は27型モデルが25万9600円から、32型モデルが41万4700円からとなる。

 CPUはCore Ultra 5 125H(27型モデルのみ)またはCore Ultra 7 155Hを搭載しており、31.5型モデルについては独立GPUとして「GeForce RTX 4050 Laptop GPU」を備えている。ディスプレイは両サイズ共に4K(3840×2160ピクセル)解像度のIPS液晶を搭載している。

 サウンド回りでは、Polyブランドの監修を受けた「Poly Studioオーディオ」を搭載した他、豊かなシアター環境を楽しめる「IMAX Enhanced認証」も取得している。

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