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PowerPointで「Copilot」を使うと何ができる? 最初の一歩をチェック

ITmedia PC USER 2024年7月23日 19時59分

 Copilotの個人向け有料プラン「Copilot Pro」(月額3200円)を契約すると、Microsoft 365に含まれる一部アプリから、そのアプリに統合されたCopilotを使えるようになる。今回はプレゼンテーションソフトの「PowerPoint」で、Copilotを利用する基本手順を確認していこう。

 なお、本稿の解説では、Copilot Proを契約した状態で、「Microsoft 365 Personal」を契約し、デスクトップアプリのPowerPointを使ったものを前提に解説していく。有料プラン自体の契約手順や、Office 2021を契約していた状態からのライセンス切り替え手順などについては、本連載の過去回にて解説済みなので、必要に応じてそちらをご覧いただきたい。

●Copiliotから新しいプレゼンテーションを作成する方法

 まず、最も基本的な操作となる指示したテーマに沿ってプレゼンテーションの下書きを作成する手順をチェックしよう。

 Microsoft 365のライセンスを使ってPowerPointをデスクトップアプリとして起動した場合、アプリ画面の右上に「Copilot」のアイコンが表示される。ここをクリックすると、アプリ画面の右側にPowerPointに統合されたCopilotが起動する。

 “PowerPointでのCopilot”が起動したら、下部にある入力欄(プロンプトフィールド)に、プロンプトを入力して指示をしよう。例えば、「コーヒーのおいしいいれ方についてのプレゼンテーションを作成して」と指示をしてみると、指示した内容のプレゼンテーションの“下書き”が自動で作成される。

 今回の例で作成されたスライド数は3つだけだが、ここを下書きとしてスライドの複製などを駆使しつつ、ボリュームアップしていけば、十分に実用的な内容になる印象だ。テーマに合ったテンプレート代わりとして活用すれば、能率アップが期待できる。

 なお、既存のテンプレートを活用してプレゼンテーションを作成するなど、一部機能については、現状では法人向けの「Copilot for Microsoft 365」を契約している場合しか利用できないとされている。そのため、今回の説明では割愛するが、もし同プランを利用できる環境ならばこちらも試してみると良いだろう。

●特定のスライドを追加する

 続いて、作成したプレゼンテーションの下書きに対して、特定のスライドを追加する手順を紹介する。先ほどと同様に、Copilotのアイコンをクリックしてから、プロンプトフィールドに「ハンドドリップでコーヒーを入れるコツを説明するスライドを追加して」と指示をしてみる。

 ただし、作成されたスライドの画像に関しては、意図したもの通りになるとは限らない印象だ。「画像を置き換えて」のような指示を試してみたところ、こういった指示に対しては「まだ実行できません」と未対応である旨が回答された。

 また、新規のスライドにイラストを作成してもらった場合にも、類似した画像が配置されるだけで、

●プレゼンテーションを整理する

 最後に、作成してあるプレゼンテーションを、「セクション」として整理できることも知っておこう。こちらは、Copilotウィンドウを起動してから、「このプレゼンテーションを整理する」と指示すればOK。新規スライドを加えつつ、既存のスライドがセクションに自動で分けられるため、下書きとしての実用性も高くなるだろう。

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