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MSIファンは必訪! 同社ノートPCの開発20周年を記念したイベントが27日に秋葉原で開催 一足先に中身を見てきた

ITmedia PC USER 2024年7月26日 18時35分

 エムエスアイコンピュータージャパンは、ノートPCの自社開発が始まってから20周年を記念した「MSIノートPC20周年記念イベント」を7月27日に秋葉原TMOビル1階にある「LIFORK秋葉原II」(東京・千代田区)で開催する。時間は午後1時から6時まで、入場無料だ。

●MSIの歴史的機種から最新機種までを展示

 イベント会場の入口には、2004年から2024年までの歴史的機種をパネルで展示している。2004年の「MS-1003」から2024年の最新ポータブルゲーミングPC「Claw A1Mシリーズ」まで、写真とともに紹介している。

 会場に入ってまず目に飛び込んでくるのは、2023年にメルセデス・ベンツのモータースポーツブランド「Mercedes-AMG Motorsport」とコラボしたゲーミングノートPC「Stealth 16 Mercedes-AMG Motorsport A1V」の実機と、Mercedes-AMGレーシングカーの模型を並べた展示だ。

 会場は、中央の島を右回りに見ていくと、過去から現在に至るまでのMSIノートPCの変遷をたどれる。

 筆者が心奪われたのは、2013年に発売された「S20 4M-033JP」だ。タブレット状態からスライドしてキーボードが露出する2in1タイプで、スリムかつコンパクト。重さも1.16kgに抑えられており、持ち運びに便利そうだ。

 対極的なのは、2015年発売の「GT80 2QE Titan SLI(GT80 2QE-051JP)」だ。18型ディスプレイというだけで「大きいなぁ」と感じさせルが、同機はさらにSteelSeries監修によるCherry MXメカニカルキーボードを搭載している。タッチパッドはテンキーとしても使える仕様で、自宅にあれば仕事がはかどりそうだ。とはいえ、当時でも50万円以上という価格設定でなかなか手が届かないモデルでもあった。

 もうひとつ気になったのはこれだ。

 実はこちら、2016年に発売したHTCと共同開発の「VR ONE(VR One 7RD 1002JP)」というもリュック型、今風にいえば“ウエアラブル”なVR PCだ。

 今でこそ、VRコンテンツはスタンドアロンの製品で楽しめる環境が整っているが、当時はパワフルなPCと接続するPC VRが主流だった(もちろん、今でもFPSや全身を表示するVR ChatなどサービスによってはPCと接続したほうが良いものがある)。しかし、せっかくのVR体験なのに動き回れないのは残念だ、ということで背負えるPCを開発したという。もちろん、これだけではPCでしかないので、HMDを接続して装着する。

 Stealth 16 Mercedes-AMG Motorsport A1Vの対辺には「Summit E13 AI Evo A1M(Summit-E13-AI-Evo-A1MTG-4008JP)」が展示されていた。これは13.3型WUXGA(1920×1200ピクセル)解像度でペンタッチに対応するビジネス向け2in1を店頭販売向けにしたモデルだ。CPU内蔵のNPUを利用できるため「AI PC」をうたう。

 もちろん、最新のポータブルゲーミングPC「Claw A1M」も展示している。中には、イベント会場にある大型ディスプレイと接続して動画を流しているものもあるが、展示機のタッチアンドトライができるとのことなので、気になる人はぜひとも触ってみて、操作感などを確認してみてほしい。

●ノートPCの裏側のわかる展示や参加賞などもあり

 奥側には、ノートPCのボディに使われるプラスチック、アルミニウム合金、マグネシウム合金の“板”と、それぞれの素材の持つメリットについての説明を展示していたり、「Titan 18HX A14V」に搭載している冷却システムについての展示がなされたりしている。MSIのノートPCがどのような技術に支えられているのかがわかり、興味深い。

 会場では、インフルエンサーやコスプレイヤーによるトークショーも行われる。内容は、当日まで秘密ということだ。

 来場者プレゼントも実施する。会場内に掲示されているQRコードを読み取り、ハッシュタグを付けて会場の様子を写真を付けてX(旧Twitter)でポストすると、特製のMSIプリングルス(どの味かは来場してのお楽しみ)やMSIのイメージキャラクター「ラッキー君」キーホルダーなどが当たる。

 会場には、フレンドリーなスタッフが常駐するので、気になる製品についての説明を受けたり、開発秘話などを聞いたりすることもできる(かもしれない)。ぜひ足を運んでみてほしい。

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