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NZXTから連結ファンや光らないファン、1500W電源などが一斉に登場!

ITmedia PC USER 2024年9月2日 15時0分

 先週(8月25日週)は、NZXTから大量の新製品が投入された。

 冷却パーツでは、2~3個のファンを連結した「F RGB CORE」シリーズが目立っている。120mmファン3連の「F360 RGB CORE」、同2連の「F240 RGB CORE」、140mmファン2連の「F280 RGB CORE」があり、価格は順に1万円弱、6400円前後、7200円弱となる。それぞれにブラックとホワイトが選べる。

●「ケーブル1本で使えるのがうれしいですね」 NZXTの連結冷却ファン

 これらのうち「F360 RGB CORE」は、7月に登場したPCケース「H7 Flow(2024)」に組み込まれたものと同じ仕様だ。入荷したTSUKUMO eX.は「NZXT専用の8ピンならケーブル1本で接続できるので、すっきりまとめやすいのがいいですね。付属のPWM4ピンとARGB制御ケーブルに変換しても2本で済みますし、ファンを連結するのが前提の人に喜ばれそうです」と評価していた。

 光らないタイプのファンも投入している。9枚の鎌形ブレードを採用して高い風量を得る140mm径の「F140Q(2024)」と同120mm径の「F120Q(2024)」、7枚ブレードを採用した高静圧な140mm径「F140P(2024)」と同120mm径「F120P(2024)」があり、こちらもそれぞれブラックとホワイトのカラーバリエーションを用意している。価格は順に2200円前後と1900円弱、2200円前後、1900円弱だ。

 電源ユニットも7モデルが加わった。80PLUS GOLD認証を取得し、ATX 3.1に対応したフルプラグインのATX電源「C Gold ATX3.1」シリーズで、定格1200Wと1000W、850Wモデルをそろえている。価格は3万7000円強と3万4000円弱、2万7000円前後だ。ブラックとホワイトがあり、価格は変わらない。

 さらに、80PLUS PLATINUM認証を取得し、定格1500Wとなる上位モデル「C1500 Platinum ATX3.1」も6万5000円弱で販売されている。こちらはブラックのみで、PCIe Gen 5対応の12+4ピンケーブルを2基備えているのが特徴だ。なお、一般家庭用の電圧(100V)環境では1300Wまでの出力となる。

●新シリーズ「Sword X」や8K対応「Beast X」 大量の肉抜きマウス

 ゲーミングマウスでも、ボディカバーを肉抜きした軽量マウスで有名なWLmouseから大量の新製品が投入されている。

 特に注目を集めているのは、左右非対称のエルゴノミクスデザインを採用した「Sword X」だ。マグネシウム合金を採用した肉抜きボディーにより、重量は約47±2gとなる。スイッチはオムロンの光学式と、TTCのメカニカル式の2種類を用意しており、カラーバリエーションはブラックとホワイト、シルバー、パープル、ピンク、レッドの各6色から選べる。価格はいずれも2万5500円前後だ。ポーリングレートは8Kに対応する。

 入荷したパソコンSHOPアークは「底面を含めてギリギリまで肉抜きしているだけあって、やはり軽いですね。新シリーズということで注目している人は多いです」という。

 また、2024年1月に登場した左右対称デザインの「BEAST X」と、同4月に登場したその小型モデル「BEAST X MINI」のポーリングレート8Kモデルも投入されている。こちらもオムロンとTTCスイッチが選べる。

 カラーバリエーションは「BEAST X 8K」がブラックとシルバー、パープル、レッドの4色だ。「BEAST X MINI 8K」はステラブラックとホワイト、バイオレット、ピンク、シルバー、オレンジ、グリーン、アイスブルーの8色となる。価格はBEAST X 8Kが2万4000円弱、BEAST X MINI 8Kが2万2500円弱~2万6000円強だ。

●「WD_BLACK SN850X」シリーズの4TBヒートシンクモデルが追加

 ストレージ関連では、Western DigitalのPCIe 4.0 SSD「WD_BLACK SN850X」に2年振りの新製品が投入されている。4TBのヒートシンク付きモデル「WDS400T2XHE」で、価格は5万7000円強となる。

 2022年9月に同シリーズが登場した際は、ヒートシンクなしモデルが4TB/2TB/1TBで、ヒートシンクありモデルが2TB/1TBという構成だった。2年経過して、後者にも4TBモデルが投入された格好だ。

 入荷したパソコン工房 秋葉原パーツ館は「PlayStation 5に換装できる最大容量になるので、やはりその目的で買われる方もいそうですね」と話していた。

●高さ260mmで重量約1860gの超ハイエンド空冷クーラーがデビュー

 冷却パーツで目立っていたのは、CPSの空冷CPUクーラー「RZ820 BLACK」(RZ820-BK)だ。価格は2万円弱となる。

 150mm径のフロントファンと、140mm径のミッドシップファンを組み合わせた大型クーラーで、外形は約212(幅)×180(奥行き)×260(高さ)mm、重量が約1860gとなる。8mm径と6mm径のヒートパイプを各4本備え、ARGBライティングで発光する天面もアクセントになっている。対応ソケットは、Intel LGA 115x/1200/1700/18xx/20xx、AMD Socket AM5/AM4だ。

 入荷したオリオスペックは「ハイエンド構成でも、できるだけ水冷は導入したくないという人は一定数いますから、このクラスの空冷クーラーのニーズもありますね。高さが260mm必要なので組み込めるケースが限られますが、注目している人はそれなりにいそうです」と話していた。

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