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コンパクトなのに360mmサイズが入る! NZXTケース「H5 Flow(2024)」が店頭に並ぶ

ITmedia PC USER 2024年9月17日 15時0分

 先週(9月8日週)、複数のショップのPCケース売り場にNZXTのミドルタワーモデル「H5 Flow(2024)」が並んだ。ホワイトとブラックがあり、フロントに360mmのARGBファンを搭載した「H5 Flow RGB(2024)」も各色そろえている。価格はH5 Flow(2024)が1万6000円弱で、H5 Flow RGB(2024)が2万1000円強となる。

●「できるだけ小さく、という需要はやっぱり根強くありますから」

 2022年11月に登場した「H5 Flow」の後継モデルで、フロントに360mmラジエーターを組み込めるようになっている。ボディーサイズは約225(幅)×430(奥行き)×465(高さ)mmと旧モデルとほぼ変わらないが、E-ATXマザーボードまで対応できるようになるなど、構成の自由度が上がっている。

 入荷したTSUKUMO eX.は「(2024年7月に登場した)『H7 Flow』が好調に売れているので、こちらもその流れに乗るんじゃないかと思います。RGBモデルは、先日登場した連結ファン『F360 RGB CORE』を搭載していますし、ハイエンド構成もいけますからね」とプッシュしていた。

 最近は、PCパーツの発熱処理の関係もあってケースの大型化が進んでいるが、「それでも机回りのスペースには限界がありますし、ある程度コンパクトなケースを求める人は多くいらっしゃいます。大型パーツも組み込めてトータルの容量を抑えられるというのは強力な特徴だと思います」(ドスパラ秋葉原本店)という。

●ランボルギーニコラボのハイエンドケースが限定デビュー

 Lian Li Industrialからは、2024年1月に登場したハイエンドケース「O11D EVO RGB」の限定バリエーションモデルが売り出されている。ランボルギーニとコラボした「O11D EVO RGB Automobili Lamborghini Edition」で、価格は6万円弱だ。世界で6498台限定生産のモデルとなり、オリオスペックでは入荷分が既に売り切れとなっていた。

 ベースは通常の「O11D EVO RGB」と同じく、フロントの支柱を取り外してピラーレス構造にできるデザインとなっており、フロントと左側面に走るRGBスプリットを上下に走らせている。E-ATXサイズのマザーボードや、420mmサイズのラジエーターの組み込みも可能だ。

 限定モデルは強化ガラスをクロムミラー仕上げにし、外装の各所にカーボンファイバーを採用した他、フロントに「Autimobili Lamborghini」のロゴをあしらっている。また、ケース後部には、GPUやCPUの状態をリアルタイムで表示する5型ディスプレイも組み込んでいる。

 入荷したオリオスペックは「人気シリーズの限定モデル、それも世界的な自動車メーカーとのコラボということで、即完売となりました」と話していた。

 自動車メーカーとコラボしたPCケースとしては、2009年にThermaltakeとBMWがコラボした「Level 10」や、その後継で2014年に登場した「Level 10 Titanium Limited Edition」が思い出されるが、いずれも初回入荷がアッという間に売り切れている。

●8000円で買えるDeepCoolのMini-ITXケース「CH160」も登場

 DeepCoolからもPCケースの新製品が登場している。Mini-ITXサイズの「CH160」(ブラック)と「CH160 WH」(ホワイト)で、価格は順に8000円弱と9000円弱となる。

 前後/上下にはメッシュパネルを採用しており、エアフローを確保しやすい作りになっている。約200(幅)×336(奥行き)×283.5(高さ)mmのボディー内に、高さ172mmまでのCPUクーラーや305mm長/3スロット厚までのグラフィックスカード、奥行き140mmまでのATX電源などを組み込める。電源ユニットはSFX/SFX-Lにも対応する。また、天面に持ち運びに便利なハンドルを備えているのもポイントだ。

 オリオスペックは「コンパクトながら大きめのパーツも組み込める仕様で、効率的なエアフローが作れるのも良いですね。コストを抑えたい人に頼もしい選択肢になってくれるかなと思います」と評価していた。

●RazerやGuliKitからもゲームパッドが投入される

 週末速報ではPB Tailsの「CHOC」シリーズを取り上げたが、ゲームパッドも他に複数の新製品が登場していた。

 Razerから売り出されたのは「Wolverine V3 Pro」だ。USBとBluetooth、2.4GHzデジタル無線(Razer HyperSpeed Wireless)で使えるハイエンド仕様で、価格は3万5000円前後となる。

 また、GuliKitからも3Wayの接続が可能な「KK3 MAX Controller」が登場している。カラーはホワイトとブラック、レトロの3種類で、いずれも1万4000円弱だ。

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