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Amazon傘下の「eero」がメッシュWi-Fiシステムを日本で販売 スマートホームハブとしても使える3モデルを一斉発売

ITmedia PC USER 2024年9月18日 9時15分

 アマゾンジャパンは9月18日、米Amazon.com傘下のeero(イーロ)が開発したメッシュWi-Fiシステムを日本において展開することを発表した。第1弾となる3製品は、同日からECサイト「Amazon.co.jp」において受注を開始し、順次発売される。

●「eero」って何?

 eeroは、メッシュWi-Fiシステムを中心とするネットワーク機器を手掛けるベンチャー企業だ。2014年に米カリフォルニア州サンフランシスコで創業し、2019年にAmazon.comに買収されて現在に至っている。

 同社のメッシュWi-Fiシステムは「超シンプルで信頼性の高いワイヤレスインターネット」の実現をモットーとしており、スマートフォンアプリを使えば数分でセットアップを完了できる手軽さをアピールしている。アプリによるネットワークの管理は、外出先からでも行える。

 今回発表された3製品は「Zigbee」「Matter」「Thread」規格に対応するスマートホームハブ機能を備えており、「Amazon Alexa」対応のスマートスピーカー/スマートディスプレイやAlexaアプリを通してスマート家電を制御することも可能だ。また、Amazon Echoの一部モデル(※1)をWi-Fiエクステンダーとして利用できる機能「eeroビルトイン」も後日実装される予定だ。

(※1)9月18日時点では「Echo Pop」、第4世代/第5世代の「Echo Dot」(with Clockを含む)、第4世代の「Echo」に対応する予定。なお、本機能では5GHz帯に対応するWi-Fiデバイスのみ接続可能で、「Alexaホームシアター」機能と排他となる(最高通信速度は100Mbps)

 また、eeroのメッシュWi-Fiシステムは、有料サービス「eero Plus」を契約することで以下のセキュリティ機能を追加で利用可能だ。

●ミドルレンジのWi-Fi 6対応モデル「eero 6+」(9月18日発売)

 「eero 6+」は、eeroのメッシュWi-Fiシステムのミドルレンジモデルだ。通信速度が1Gbps程度となるインターネット回線と組み合わせて利用することを想定したスペックとなっており、Wi-Fi 6(2.4GHz/5GHz帯のIEEE 802.11ax)での通信に対応している。カバーできる面積は1台当たり最大140m2で、有線ポートは1000BASE-T×2を備える(LAN/WAN兼用)。

 Amazon.co.jpでの販売価格は、1台版が1万9980円、2台セットが2万8980円、3台セットが4万2480円となる。

●上位のWi-Fi 6E対応モデル「eero Pro 6E」(9月18日発売)

 「eero Pro 6E」は、eeroのメッシュWi-Fiシステムの上位モデルだ。通信速度が2.5Gbps程度となるインターネット回線と組み合わせて利用することを想定したスペックとなっており、Wi-Fi 6E(2.4GHz/5GHz/6GHz帯のIEEE 802.11ax)での通信に対応している。カバーできる面積は1台当たり最大190m2で、有線ポートは2.5GBASE-T×2を備える(LAN/WAN兼用)。

 Amazon.co.jpでの販売価格は、1台版が3万6980円、2台セットが6万480円、3台セットで8万2980円となる。

●ハイスピード命のWi-Fi 7対応モデル「eero Max 7」(10月23日発売予定)

 「eero Max 7」は、eeroのメッシュWi-Fiシステムのハイスピード/ハイエンドモデルだ。他の2製品とは異なり、ゲーミングや動画のストリーミングを楽しむヘビーユーザーや、小規模な店舗やSOHOでの利用も想定しているという。

 Wi-Fi 7(IEEE 802.11be)での通信に対応する他(最大4.3Gbps)、有線ポートは10GBASE-T×2と2.5GBASE-T×2の計4基を備えている(いずれもLAN/WAN兼用)。カバーできる面積は1台当たり最大230m2だ。

 Amazon.co.jpでの販売価格は9万5980円(1台版)となる見込みだ。

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