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MSIの新しい「GeForce RTX 4090」搭載カードが32万円台でデビュー

ITmedia PC USER 2024年9月24日 12時0分

 先週(9月15日週)、複数のショップのグラフィックスカード売り場にMSIの「GeForce RTX 4090 VENTUS 3X E 24G OC」が置かれていた。GeForce RTX 4090を搭載したカードで、価格は32万4000円弱となる。

●3連ファン搭載のGeForce RTX 4090搭載カード新モデルが店頭に並ぶ

 同社のVENTUSシリーズの3連ファンクーラーを採用しており、カードサイズは約136(幅)×322(長さ)×62(厚み)mmだ。

 入荷したTSUKUMO eX.は「RTX 4090としては久しぶりの新製品ですね。登場時から落ち着いた価格ですし、ハイエンドマシンを構築したい人には有力な選択肢になりそうです」と話していた。

 RTX 4090カードは1年ほど前から品薄傾向がみられ、2023年末には供給不足に拍車がかかって大幅な価格高騰も見られた。そうした状況が徐々に落ち着くようになり、現在ではセール品を含めれば30万円以下で買えるモデルも見つかるようになっている。

 一方で、価格高騰時に登場したモデルの価格はあまり動いていない。パソコンSHOPアークは「(RTX 4090カードは)20万円台から40万円台まで、ものすごく価格差がありますね」という。全体的な供給量が減っていることもあり、在庫状況によっては必要な予算が大きく変わりかねない。

 それでも、RTX 4090カードの需要は現在も安定しているとか。別のショップは「次世代のGeForce 5000シリーズはまだ登場時期がはっきりしていませんからね。現行でこのクラスのスペックを求めるなら、換えのきかない存在です」と話していた。

●1万5000円切りでラピッドトリガー対応の65%キーボード登場

 入力デバイスで目立っていたのは、I-CHAINから登場した「STORIA Keyboard Mercury 65」だ。半透明のホワイトを基調とした英語配列の65%キーボードで、価格は1万5000円弱となる。GATERON製の磁気スイッチ「Dual-Rail Magnetic White」を採用しており、ラピッドトリガーにも対応している。

 また、同じタイミングで同社の布製マウスパッド「STORIA Pride White XL」も店頭に並んだ。約490(幅)×420(奥行き)mmサイズで、こちらもホワイトを基調としている。価格は4000円弱だ。

 入荷したパソコンSHOPアークは「1万5000円を切るお値段で、ラピッドトリガーに対応しているのが魅力ですね。ラピッドトリガーを使ってみたいという人には、入門機として有力なモデルになりそうです」と評価していた。

●36.7mm高の低背CPUクーラーがブラック&ホワイトの2色でデビュー

 CPUクーラーでは、JONSBOから約36.7mm高の低背CPUクーラー「HP-400S」が売り出されている。ブラックとホワイトがあり、価格はともに4000円弱だ。

 15mm厚の90mm径ファンをトップに配置し、6mm径のヒートパイプ6本でCPUの熱を吸い上げる。TDP 160WまでのCPUで使える仕様だ。対応ソケットはIntel系がLGA115x/1200/1700、AMD系がSocket AM4/AM5となる。

 オリオスペックは「低背クーラーの白モデルは貴重ですね。最近はDeskMiniの白モデルも需要がありますし、小型マシンでも全て白で統一したいという人にうれしいモデルだと思います」と話していた。

 なお、同じタイミングで約66mm高の「HP-600」も登場している。こちらはTDP 210WまでのCPUに対応する仕様で、価格は5000円弱だ。ホワイトモデルもラインアップしているが、今回入荷が確認できたのは黒モデルのみとなる。

●USB Standard-A/USB Type-C両対応のUSBメモリに1TBモデル追加

 USBメモリでは、USB Standard-AとUSB Type-Cの両方に対応するSanDiskの「Dual Drive Go」シリーズに、最大容量の1TBモデルが追加された。価格は1万1000円前後だ。

 読み出し速度は、128GB以上のモデルと同じく毎秒400MBとなる。なお、今回のタイミングで64GBモデルも従来の毎秒150MBモデルから高速化し、毎秒300MBのモデルが入荷している。

 テクノハウス東映は「コネクタカバーの回転で2つの形状の端子に対応できるので扱いやすいですよね。大容量モデルを求める人もいますので、需要はあるかなと」と話していた。

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