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NECPCが「LAVIE」ノートPCの2024年冬モデルを発表 同社初の「Copilot+ PC」も

ITmedia PC USER 2024年11月15日 11時5分

 NECパーソナルコンピュータ(NECPC)は11月15日、個人向けノートPC「LAVIE」の新モデルを発表した。発売日は製品によって異なるが、直販サイト(NEC Direct)での受注は同日から開始する。

●LAVIE NEXTREME(12月5日発売予定)

 「LAVIE NEXTREME」は、NECPCの個人向け製品のうち、先進的な機構を備えたPCに付与されるブランドだ。今回の新モデル(LAIVE NEXTREME X1475/JAS)は、NECPCとしては初めてとなる「Copilot+ PC(新しいAI PC)」の要件を満たすモデルで、AIを活用した新機能も利用できる。量販店モデルの想定販売価格は26万3780円前後となる。本モデルをベースとする直販限定のカスタマイズ(CTO)モデル「LAVIE Direct NEXTREME」の最小構成価格は24万8000円程度だ。

 APU(GPU統合型CPU)は、最大50TOPSの処理性能を持つNPUを統合した「Ryzen AI 7 PRO 360」(Zen 5コア3基6スレッド+Zen 5cコア5基10スレッド)を搭載している。メインメモリは32GB(LPDDR5X規格)で、購入後の増設/換装には対応しない。ストレージは512GBのSSD(PCI Express 4.0接続)で、CTOモデルでは容量を256GBまたは1TBとすることも可能だ。

 OSはWindows 11 Homeをプリインストールするが、CTOモデルではWindows 11 Proに変更できる。量販店モデルにはMicrosoft 365 Basicの1年利用権とMicrosoft Office Home & Business 2024のライセンスも付帯するが、CTOモデルでは付属しない選択肢も用意される。

 ディスプレイは1920×1200ピクセル(アスペクト比16:10)の14型IPS液晶で、sRGBの色域を100%カバーしている。ディスプレイの上部には顔認証に対応する約500万画素のWebカメラを備えている。「Windows Studio Effects」も利用可能だ。電源ボタンには指紋センサーも備えている。

 キーボードは日本語配列で、LEDバックライトを備えている。また、「G」「H」「B」キーに挟まれた部分にスティック型ポインティングデバイスを装備している。タッチパッドの上部には、このデバイス用のクリック/スクロールボタンを備える。

 ポート類は左側面にUSB 40Gbps Type-C(USB4 Gen 3x2)端子×2、HDMI出力端子とイヤフォン/マイク端子を、右側面にUSB 5Gbps(USB 3.2 Gen 1) Standard-A端子×2を備える。USB 40Gbps Type-C端子は、USB PD(Power Delivery)による電源入力と、DisplayPort Alternate Modeによる映像出力に対応している。

 ワイヤレス通信は、Wi-Fi 7(IEEE 802.11be)とBluetooth 5.4に対応している。

 ボディーはアルミニウム製で、側面にはヘアライン加工が施されている。MIL-STD-810H(MIL規格)に準拠する耐衝撃/耐環境性能も備える。重量は約1.39kgだ。

 JEITAバッテリ動作時間測定法(Ver.3.0)に基づくバッテリー駆動時間は、アイドル時で約23.3時間、動画再生時で約11.7時間となる。

●LAVIE N13 Slim(11月21日発売予定)

 13.3型スタンダードモバイルノートPC「LAVIE N13 Slim」の新モデルは、「サイズも機能もちょうどいいシン・スマートモバイル」を目指したという。2024年1月に発売された先代モデルと、それと同時発表された14型の「LAVIE N14 Slim」の後継モデルを兼ねている。

 量販店モデルはAPUの異なる2モデルを用意しており、想定販売価格は下位モデルが18万1280円前後、上位モデルが19万7780円前後となる。本モデルをベースとする直販限定のCTOモデル「LAVIE Direct N13 Slim」の最小構成価格は15万6000円程度だ。

 APUは下位モデルが「Ryzen 5 7735HS」(6コア12スレッド)、上位モデルが「Ryzen 7 7735HS」(8コア16スレッド)となる。メモリは16GB(LPDDR5X規格)で、購入後の増設/換装には対応しない。CTOモデルの場合、Ryzen 5 7735HSに限ってメモリを8GBとした構成も選択できる。ストレージはPCI Express接続のSSDで、容量は下位モデルが256GB、上位モデルが512GBとなる。

 CTOモデルの場合、1TBのモジュールも選択可能だ。OSはWindows 11 Homeをプリインストールするが、CTOモデルではWindows 11 Proに変更できる。量販店モデルにはMicrosoft 365 Basicの1年利用権とMicrosoft Office Home & Business 2024のライセンスも付帯するが、CTOモデルでは付属しない選択肢も用意される。

 ディスプレイは1920×1200ピクセルの13.3型IPS液晶を搭載する。この液晶もsRGBの色域を100%カバーしている。その上部には、顔認証に対応する約207万画素のWebカメラを備える。キーボードは日本語配列で、LEDバックライトを備えている。

 ポート類は左側面にHDMI出力端子、USB 10Gbps(USB 3.2 Gen 2) Type-C端子×2とイヤフォン/マイク端子を、右側面にはmicroSDメモリーカードスロットとUSB 5Gbps(USB 3.2 Gen 1) Standard-A端子を備える。USB Type-C端子はUSB PDによる電源入力とDisplayPort Alternate Modeによる映像出力にも対応している。

 ワイヤレス通信は、Wi-Fi 6E(IEEE 802.11ax)とBluetooth 5.4に対応する。

 ボディーはアルミニウム製で、MIL-STD-810H(MIL規格)に準拠する耐衝撃/耐環境性能も備える。重量は約1175gだ。

 JEITAバッテリ動作時間測定法(Ver.3.0)に基づくバッテリー駆動時間は、アイドル時で約19.7時間、動画再生時で約11時間となる。

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