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Quest 3シリーズで「Windows 11の全機能」にアクセス可能 12月にパブリックプレビュー公開/アマゾンジャパンに公正取引委員会が立ち入り検査 親会社も

ITmedia PC USER 2024年12月1日 6時5分

 うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、11月24日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!

●Quest 3シリーズで「Windows 11の全機能」にアクセス可能 12月にパブリックプレビュー公開

 Microsoftは11月19日(現地時間)、年次イベント「Microsoft Ignite 2024」で、Windows 11の全機能がMRヘッドセットで利用できるようになると発表した。まずはMetaの「Meta Quest 3」および「Meta Quest 3S」向けに提供する。

 MRヘッドセットからローカルのWindows PCまたはWindows 365 Cloud PCにアクセスできるようにするというもの。MRヘッドセット内の大画面でWindows 11のフル機能を利用できる。バーチャルな会議への参加や共有スペースでの作業、デジタルコンテンツの操作など、WindowsとMeta Questを組み合わせることで生産性を高める強力なツールが提供されるとしている。この機能は、12月にプレビュー版としてリリースされる予定だ。

●アマゾンジャパンに公正取引委員会が立ち入り検査 親会社も

 Amazon日本法人のアマゾンジャパンが、出品者に販売価格の割引や、自社物流システムの利用を強要していたとして、独占禁止法違反の疑いで立ち入り検査を受けた。なお、公正取引委員会による独占禁止法違反の疑いでの同社への立ち入り検査は、今回が3回目となる。

 関係者によると、アマゾンは出品者に対して商品がカートに入れるボタンなどがある「カートボックス」に表示されるために、他の通販サイトよりも低価格での設定を強要していたとのこと。また、商品の発送などにもアマゾンが運営する物流サービスを利用すると「カートボックス」に表示されやすくなるなど、その利用を強いていたという。

●Intelが米国政府から約1.2兆円の助成を受けることに合意

 Intelは11月26日(現地時間)、米国のアリゾナ州/ニューメキシコ州/オハイオ州/オレゴン州におけるIntelの商用半導体製造および先進パッケージングプロジェクトを推進するため、米国CHIPSおよび科学法に基づき、米国商務省から78億6000万ドル(約1.2兆円)の資金提供を受けることに合意したと発表した。

 Intelは、1000億ドルを超える投資の最大25%に相当する投資税額控除を申請する予定だ。この投資により、米国で1万人の雇用、2万人の建設雇用、サプライヤーや関連産業で5万人の間接雇用を創出する。

 また、米国のサプライチェーンを強化して米国を拠点とする研究開発を促進し、最先端の半導体製造と技術力における米国のリーダーシップを確保するという。

●2025年からChatGPTなどの利用料に10%の消費税を上乗せ

 OpenAIは11月25日、日本のユーザー向けに、2025年1月からChatGPTなどの有料プランの利用料に消費税を上乗せすると案内を行った。

 「日本の消費税法に従うため」としており、2025年1月1日以降、現在の請求に対して10%の消費税を加算する。最終的にいくらになるのかはアナウンスされていないが、現在の有料プランはChatGPT Plusの場合、月額20ドル(約3000円)となっている。

●Mincraftの新バイオーム「Pale Garden」が12月3日に配信

 Microsoft傘下のMojangは11月28日、ゲーム「Minecraft」のアップデート「The Garden Awakens(ガーデン アウェイケンズ)」を12月4日にリリースすると発表した。このアップデートでは新バイオーム「Pale Garden(ペールガーデン)」が追加される。

 ベールガーデンでは、「ベールオークの木材」「色あせた垂れ苔」「色あせた苔のカーペット」などの新アイテムを入手可能になる。また、日中はモブが出現しないものの、夜になると敵対モブのクリーキングが現れる。クリーキングを倒すには、ペールオークの木に隠れているクリーキングの心臓を探し出す必要がある。

●「CLIP STUDIO PAINT」の次期バージョンは2025年3月に提供 価格も明らかに

 セルシスは11月20日、人気のイラスト/マンガ/Webtoon/アニメーション制作アプリ「CLIP STUDIO PAINT」のメジャーバージョンアップ(バージョン4.0)を2025年3月に提供すると発表した。

 2012年から提供されているCLIP STUDIO PAINTは、10年間に渡りWindows/macOS版の買い切り版において、無償の機能アップデートを実施していた。しかし、2023年からは毎年実施するメジャーバージョンアップにより追加のサブスクリプション契約、または追加のバージョンアップ料金の支払いが必要になっている。

 バージョン4.0の価格は下記の通り。現在、アップデートプランや年額/月額利用プランを契約している場合は、追加の契約は不要でバージョン4.0を利用できる。

CLIP STUDIO PAINT PRO

・Ver.4.0 無期限版(一括払い):6400円(ダウンロード販売)、8500円(パッケージ販売)

・Ver.3.0→4.0 優待バージョンアップ(無期限版・一括払い):2500円

CLIP STUDIO PAINT EX

・Ver.4.0 無期限版(一括払い):2万6900円(ダウンロード販売)、3万6000円(パッケージ販売)

・Ver.3.0→4.0 優待バージョンアップ(EXから・無期限・一括払い):7900円

・Ver.3.0→4.0 優待アップグレード(PROから・無期限・一括払い):2万3000円

 なお、バージョン3.0を購入すると、同じグレード(PRO/EX)のバージョン4.0に無償バージョンアップできるキャンペーンも行われている。バージョン4.0は若干値上げされているので、新規購入を考えているのであれば、今のうちにバージョン3.0を購入した方が安く手に入れられる。

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