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EIZOが最薄部約24.4mmでアーム付属の23.8型液晶ディスプレイ「FlexScan FLT」を発表 欧州エネルギーラベル「Class A」取得で環境に配慮

ITmedia PC USER 2024年12月5日 19時0分

 12月5日、EIZOが23.8型の新型液晶ディスプレイ「FlexScan FLT」を発表、12月10日から販売を開始する。最薄部で約24.4mmという薄型モデルで、標準でディスプレイアームが付属する。価格はオープンだが、同社直販のEIZOダイレクト価格は6万4900円となっている。

※記事初出時、一部表記などに誤りがあり、追記と修正を行いました。おわびして訂正します(2024年12月10日午前11時59分)。

●環境にも最大限配慮した新型液晶ディスプレイ

 FlexScan FLTは、非光沢の23.8型でフルHD表示(1920×1080ピクセル)に対応したIPS方式の液晶ディスプレイだ。ディスプレイ部分が最薄部で約24.4mm、重量も約2.4kgと同社史上で最薄/最軽量モデルとなる。ディスプレイのベゼル3面で空洞がある「中空ベゼル」を取り入れ、まるで宙に浮かんだように見えるデザインも目を引く。

 視野角は水平/垂直とも178度、コントラスト比は1000:1、輝度は250ニト、色域はsRGB相当、応答速度は5ms(中間階調域)というスペックを備える。ディスプレイ部分のサイズは約550.2(幅)×327.8(奥行き)×24.4(厚さ)mm、重量は約2.4kgで、アームを加えた重量は約4.5kgとなる。

 入力端子も特徴的で、3基のUSB Type-C端子(アップストリーム/ダウンストリーム/給電用)のみを背面に備える。60WのUSB Power Deliveryに対応する他、USB Type-C接続時に受電駆動(PCからの給電で動作)が行える。また、デイジーチェーン対応モデルからの受電駆動もサポートする。

 ディスプレイ本体からVESAマウントも省かれており、マウントアダプターも現時点では単体で購入できないが、受注生産のフリーマウントモデル(FLT-FBK)には標準でアダプターが装着された状態で出荷される。

 付属のディスプレイアームは縦位置表示こそ行えないが柔軟な角度に設定可能で、付け根部分を回すことで机などに固定できるなど工夫が施されている。

 また本機は部品/材料調達から製造/輸送/利用/廃棄においても、製品ライフサイクルのあらゆる段階で資源の効率的かつ循環的な利用を図ることで環境負荷の低減を目指しており、液晶ディスプレイとしては世界トップクラスの省電力である標準消費電力6Wを実現していると同社はアピールしている。

 同時に消費者向けにエネルギー消費効率を示す「欧州エネルギーラベル」の最高ランクであるClass Aを取得するなど、同社が描くサステナビリティーやディスプレイデザイン、ワークスタイルの未来ビジョンを最先端の技術によって具現化した製品であるとうたう。

 なお、製品名のFLTは「Future-Leading Technology」の略称で、本機を次世代のFlexScanシリーズの起点として、今後も環境に配慮した製品作りに取り組んでいくという。

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