今週(12月15日週)末に、PCケース売り場で話題の中心になりそうなのがAntecの「C8 Curve Wood」だ。価格は2万3000円弱で、12月21日から売り出される。
●2.3万円で登場のAntec「C8 Curve Wood」
2024年2月に登場した、ピラーレスケース「Constellation C8」をベースにしたE-ATXケースで、前面と左側面を覆う強化ガラスを曲面加工で一体化した上で、フロントパネルにはウォールナット素材を採用しているのが特徴だ。
ボディーサイズは約303(幅)×464(奥行き)×476(高さ)mmで、400mm長までの拡張カードと175mm高までのCPUクーラーを組み込める。360mmラジエーターは天面と底面、側面に設置可能だ。天面と右側面にメッシュパネルを採用しており、エアフローを確保しやすいのも特徴と言える。
入荷したTSUKUMO eX.は「ピラーレスにウッド素材という2024年のトレンドをバッチリ盛り込んだ上で、アールをつけた強化ガラスをプラスしてきたところが熱いですよね。加えてこのお値段なので、年末に向けて人気に火がつくんじゃないかと思います」と話していた。
●RTX 4090/4080 SUPERの在庫も 年末のグラフィックスカード事情
年末に一からハイエンド構成のマシンを組むなら、最も入手が難しくなりそうなのがグラフィックスカードだ。11月から「RTX 4070 Ti SUPERより上はなかなか厳しいかも」と複数のショップで不安視されている。
今週末も、やはり各ショップでハイエンドモデルの在庫は薄めだ。ただ、それでも、ドスパラ秋葉原本店にはPalit MycrosystemsのGeForce RTX 4090搭載カード「GeForce RTX 4090 GameRock 24GB」(32万9800円)が比較的潤沢に置かれており、TSUKUMO eX.ではRTX 4080 SUPERやRTX 4070 Ti SUPER搭載カードが複数再入荷している。あるショップは「型番指定でなければ手に入るかもという感じですね」という。
一方のミドルレンジでは、12月8日に登場した「Intel Arc B580」搭載カードが予想以上に売れているというコメントを複数のショップで耳にした。
パソコン工房 秋葉原パーツ館は「前世代よりゲーム性能が上がっていて、その評判から初回入荷分は売り切れました。再入荷しましたが、これも在庫が切れそうという感じです。動画エンコードもしつつ、ゲームも楽しみたいという人にはちょうどいい選択肢といえますね」と評価していた。