この年末は、大容量の電源ユニットが複数登場している。FSPから登場したのは定格1350WのATXモデル「MEGA TI 1350W」だ。価格は7万9000円強となる。ATX 3.1とPCIe 5.1に対応するフルモジュラー電源で、12V-2×6コネクターを2基備える。80PLUS認証はTITANIUMだ。
●定格1350Wの80PLUS TITANIUM電源が7.9万円でデビュー
また、定格1300WのATXフルモジュラーモデル「P130II」もIn Winから売り出されている。ATX 3.1とPCIe 5.1に対応し、12V-2×6コネクターをやはり2基備える。80PLUS認証はRLATINUMで、価格は3万5000円弱だ。
入荷したTSUKUMO eX.は「最近のハイエンド志向の人は、定格1200W以上の電源ユニットをよく選びます。どちらも最上位クラスのグラフィックスカードを挿す想定で買われるモデルだと思います」という。
“最上位クラスのグラフィックスカード”に関して言えば、既に次世代GeForceの最上位モデルの登場時期を尋ねる声が複数のショップに届いているという。あるショップは「少し前は年内というウワサもありましたが、年明けして間もなくという感じみたいですね。先に他のパーツを調達して、グラフィックスカードだけ待ちという作戦を立てている人もいました」と話していた。
●裏配線もいける微調整可能なmicroATXケースがJONSBOから
PCケースはJONSBO SHENZHEN TECHNOLOGYからmicroATX対応の「D32 Pro」が登場している。ブラックとホワイトがあり、価格は共に1万5000円弱だ。
サイズは、突起物込みで約207(幅)×396(奥行き)×314(高さ)mmのコンパクトな仕様で、マザーボードプレートは裏配線仕様にも対応しているのがポイントだ。プレートの位置を左右に6mmずらせる作りになっており、裏配線にしたり2.5インチドライブを複数組み込んだりする際は、右側面のスペースを確保するなど調整できる。
右側面の厚みが19mmの場合は、最高170mm(AMD製CPUでは-1mm)のCPUクーラーを組み込め、右側面を26mmにした場合も最高164mmまで対応可能だ。その他、どちらのプレート位置を選んでも天面に240mm長のラジエーターも搭載できる。
入荷したオリオスペックは「裏配線したいという声はあまり聞かない状況ですが、コンパクトでケーブル配線をしやすいケースとして人気が出そうです。電源ユニットもATXに対応しますし、さまざまな構成に柔軟に合わせられますから」と評価していた。
●女神なゼウスイラストの約49gマウスが店頭に並ぶ
入力デバイスでインパクトを与えていた新製品は、Waizowl(ワイズオール)のゲーミングマウス「OGM Pro V2 ZEUS」だ。価格は1万8000円弱となる。
11月に登場した「OGM Pro V2」の限定バリエーションモデルで、約49gの軽量ボディーに8Kドングルを付属する構成は変わらない。ホワイトを基調に、女神風のイラストが描かれているのが特徴だ。
この女神風のイラストは、10月に登場したEVOLAST GEARの布製マウスパッド「Care Studio ZEUS(Xsoft)」(6000円強)と同一キャラのもの。入荷したパソコンSHOPアークは「やっぱりマウスパッドとセットにしたい人が多いんじゃないかと思いますね」と話していた。
●Corsairの白い簡易水冷キットが登場
Corsairの簡易水冷キットも、年内にラインアップを増やしている。「iCUE LINK TITAN RX RGB LCD White」で、価格は360mmモデルが3万4000円弱、240mmモデルが3万円弱となる。
12月初旬に登場した「iCUE LINK TITAN RX RGB LCD」のホワイトモデルで、ポンプヘッドに2.1型(480×480ピクセル)の円形LCDディスプレイを搭載し、ARGB LEDで外周を囲うデザインを採用している。
入荷したTSUKUMO eX.は「派手に光らせたい人、自分なりの見せ方を追求したい人に人気がありますね。ホワイトモデルを待っていた人もいると思うので、年末年始に間に合って良かったです」と評価していた。