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テレビでも話題の「福祉ネイリスト」とは?高齢者をネイルで笑顔に!

Itnail 2016年11月25日 17時0分

一口にネイリストといっても、社会の変化に応じてその需要の形態には変化が訪れています。そのうち一つが、福祉に関するネイリストへの需要の高まりです。そんなネイリストの代表格が、「福祉ネイリスト」と呼ばれるプロたち。高齢者や障害者に対してネイルを施すという、社会福祉に大きく貢献するネイリストとして、話題になっています。いつでも自由に外出できるわけではない高齢者や、体の不自由な方でもネイルができるようにするための素敵な職業なのです。

福祉ネイリストとは?

福祉ネイリストの仕事は、要介護者や要介護支援者を対象に、ハンドケアやネイルアートを施すことです。
このようなネイリストの登場の背景には、年々問題になっている、日本の高齢化社会があります。
高齢者が増えた日本では、自宅や老人介護施設で多くの時間を過ごしている方も増えています。
このため訪問看護と同様、「訪問美容」への需要が高まっているのです。

via itnail.jp
ネイルと言うと若い人が楽しむものというイメージがありますが、高齢者が増えた日本では、いつまでも女性らしくありたいという方も増えており、ネイルはその願いをかなえるとても重要な存在。
指先のおしゃれをすることで生きることの喜びが生まれ、憂鬱な気持ちを癒したり、元気にすることができるのです。
またネイルアートは服装などと比べると、高齢者などでも楽しみやすい気軽なおしゃれであると言えます。

このような福祉に関する美容サービスはネイルに限らず、「訪問美容サービス」として、今後も需要がいっそう高まると予想されています。
またその注目度から、テレビ番組でも紹介されています。

福祉ネイリストの特徴

福祉ネイリストの仕事は、利用者のハンドケアやネイルケア、ネイルアートをすることです。
一見普通のネイリストと変わらない仕事に思えますが、実は細かい違いもあります。

●高齢者のことを考える
高齢者や障害者を対象とするネイルサービスは、決して普通のネイル施術をするのではなく、相手に怪我をさせないように刃物を使わないようにしています。
また、利用者の体力が少ないことを考えて、施術やケアは通常よりも短時間で終わらせなければなりません。
このように福祉ネイリストは、ただネイル施術ができるというだけでは難しい職業でもあるのです。

●やりがいのある仕事
福祉ネイリストはボランティアの性質が強いため、決して高給を狙う仕事とは言えませんが、社会や福祉に役立てるという、実にやりがいのある仕事です。
また今後高齢者が増えて行く日本では、今後も需要が高まっていくでしょう。

via itnail.jp

福祉ネイリストの資格

現時点の福祉ネイリストは、普段はプロのネイリストとして働き、介護施設などに出向いて福祉ネイリストとしても活動していることが多いです。
より専門的な福祉ネイリストとしての知識を得るのであれば、「福祉ネイリスト認定制度」を利用することになります。
また認定制度以外にも、各地で開催されているセミナーなどを受けることもできます。

やりがいや喜びを感じられる福祉ネイリスト。
興味があれば、ぜひ詳しく調べてみてください。



Itnail編集部

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