コラムニストで脚本家の妹尾ユウカ氏の「40歳近くになってパーカー着てるおじさんっておかしい」という発言が炎上したことを受け、9日までに「ホリエモン」こと実業家の堀江貴文氏らがX(ツイッター)でツッコむ投稿をした。
6日に公開されたYouTube動画で妹尾氏は、同世代よりも若者と交流しようとするおじさん世代の男性は「おじ自認(おじさんであることの自認)」がないと持論を展開。おじ自認のないおじさんを批判的に語るなかでファッションにも触れ、冒頭の発言が飛び出し、ビジネスの場にパーカー姿で出席することを「だらしない」と切り捨てた。
若者との接し方や仕事への姿勢に関する話の流れで出た「パーカーおじさん」発言だったが、妹尾氏自身が同発言を切り抜いた動画をXに投稿したこともあり、おじさんはパーカーを着るなという意味合いで拡散された。
7日以降、堀江氏が「おじさんがパーカー着るなとか、若い子と交流するなとか言うのはエイジハラスメントじゃないですかね!!」、「2ちゃんねる」開設者で元管理人の西村博之氏が「こういうタイプの人に寄って来て欲しくないので、パーカーを着る事で両者に幸せが訪れると思うおいらです」などとツッコむコメントを投稿。衣料品通販大手「ZOZO」創業者で実業家の前澤友作氏は、宇宙旅行したときの写真を添えて「宇宙でもパーカー着ちゃってた」と書き込んだ。
ネットユーザーからも「中高年の男性には何を言ってもいいと思っているのでは」「仕事はファッションより中身、人柄」などのポストが相次いだ。ファッション感度の高い若者はパーカーをフーディーと呼んでいるという指摘もあり、ユニークな投稿で知られるシャープの公式アカウントは9日、「パーカーであれ、フーディーであれ、着たらきれいに洗って、しっかり乾燥させることが大事ではないかと思います」と家電メーカーらしい投稿をしつつ、自社製の洗濯乾燥機を宣伝するのを忘れなかった。