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朝ドラ「虎に翼」7月11日第74話あらすじ 花江(森田望智)「新潟には家族全員で行く」ここから寅子(伊藤沙莉)への家族の不満が噴出、道男(和田庵)までダメ出し

iza(イザ!) 2024年7月10日 8時15分

NHK連続テレビ小説「虎に翼」(総合など)第15週「女房は山の神百石の位?」(第71~75話)の第74話が11日、放送される。

日本初の女性弁護士で、のちに裁判官になった三淵嘉子さんの人生をもとにした物語を描く朝ドラ「虎に翼」。女優の伊藤沙莉が主人公の佐田寅子役を演じる。主題歌「さよーならまたいつか!」を歌うのは、シンガー・ソングライターの米津玄師。語りを「カーネーション」(2011年度後期)で主演を務めた女優の尾野真千子が担当する。

「虎に翼」)第15週「女房は山の神百石の位?」振り返り

昭和26(1951)年。米国の家庭裁判所視察から帰国した寅子は、昔なじみの記者、竹中次郎(高橋努)から、新しい時代の女性の代表として密着取材を受けることになった。自宅での取材では、中学校の教師として働く弟、猪爪直明(三山凌輝)が、姉のおかげで大学に進学できたと感謝。義姉の花江(森田望智)や娘の優未(竹澤咲子)や甥っ子たちも、寅子から受けている恩恵ばかりを強調した。女性の司法修習生たちとの座談会でも寅子は「目標にしている」などと羨望の眼差しを向けられたが、得意げかつ上から目線の寅子の言動に、修習生は微妙な表情を浮かべた。

後日、寅子は上司の最高裁判所家庭局長、多岐川幸四郎(滝藤賢一)、最高裁長官の山本紘作(矢島健一)とともにラジオ番組に出演。山本から「家庭裁判所の母」と呼ばれて恐縮しつつ、ジェンダーにとらわれた山本の発言に反発し、女性の社会進出についての考えを力説した。

そんななか、寅子に新潟地家裁三条支部へ異動するという内示が出た。寅子がいなくなることで大幅な戦力ダウンを危惧する多岐川は、これを山本による報復人事と判断。山本に直接抗議したが、異動を決めたのは、人事局長の桂場等一郎(松山ケンイチ)だった。

その晩、寅子は転任について、花江と直明に相談。花江は仕事で東京を離れられない直明以外の家族が寅子と一緒に新潟に転居する考えを示したが、寅子は優未と2人だけで引っ越す意向だった。花江は「あなたは何も見えていない」と溜まっていた不満を吐露。寅子は単身赴任で仕事に専念すべきと、怒りをにじませながら猛反対した。怒りのワケがわからない寅子に、花江は、言いたいことも言えないような空気を作ってきたのは寅子自身だと感情をぶつけ、母親に甘えたくても必死に我慢していい子を演じてきた優未の本当の姿を伝えて泣き崩れた。

自分の何がダメだったのかと尋ねる寅子に、直明は頑張る寅子を支えようと、家族たちで思いやっていたが、些細なズレを受け流しているうちにおかしくなったと振り返った。1年前、優未が「31点」だった算数の答案用紙を「84点」に偽装したことに寅子が気づかなかったことに触れ、無理していい子のふりをする子供たちと、そういった振る舞いを無意識に求めてきた寅子の姿勢について言及した。そのうえで、新潟には寅子1人で行ったほうが仕事に集中できるとし、優未もいい子のふりから解放されて双方にとって幸せなのではないかと助言した。

そんななか、寅子は、不貞行為から離婚の訴えを起こされた福田瞳(美山加恋)と夫の慶太(中村無何有)の調停を担当。何度か調停の機会が持たれたものの、瞳が無断欠席し、慶太の意志も固く、調停不成立で地裁に委ねるしかなさそうな雲行きになった。

家族の本音を知り、見えていた景色がすっかり変わってしまった寅子。行きつけの甘味処「竹もと」では、後輩の女性司法修習生たちが、女性法曹への道を切り開いてきた寅子に敬意を表しつつも、異論を挟みづらい空気を醸し出す言動に愚痴をこぼすのを立ち聞きして、さらに意気消沈した。

家裁に戻ると、調停を無断欠席していた瞳が来ていた。心配していたと声をかけた寅子に、瞳は体調が悪く行けなかっただけで、夫から追い出されて今いるところには電話もなく、連絡もできなかったのだと弁明し、女の味方のような顔をしている寅子のせいで夫と裁判をしなければならなくなったと不満をぶつけた。寅子は、法律の下にすべての人を平等に見て、困った人に手を差し伸べると杓子定規に説明しかけたが、瞳は困っているのは自分だと激昂。恵まれた立場から偉そうに話す態度に腹が立つと言って泣きながら持っていたカミソリで寅子を切りつけようとしたが、周りの職員が瞳を押さえつけたため、大事には至らなかった。

その晩、帰宅した寅子は、家の中の笑い声を耳にして、玄関の隙間から部屋を覗くと、そこにはいとこたちとカルタ遊びをして子供らしくはしゃぐ優未の姿があった。幸せな団らんの風景に、自然と涙がこぼれた寅子。意を決して玄関を開けると、家族の顔から笑顔が消えた。

「虎に翼」第74話あらすじ

いつの間にか家庭を顧みなくなっていたことを指摘された寅子。戦災孤児で、家族同然の付き合いをしている笹寿司の見習い、道男(和田庵)からも非難され、家族と正面から向き合うことを決意する。新潟には家族全員でついていくと言う花江。すると、直人(琉人)ら子供たちから寅子への不満が噴出する。

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