NHK連続テレビ小説「おむすび」(総合など)第14週「結婚って何なん?」(第66~70回)の第68回が8日、放送される。
平成元年生まれのヒロイン米田結(橋本環奈)が、栄養士として人の心と未来を結んでいく青春グラフィティー。どんなときも自分らしさを大切にする「ギャル魂」を抱き、激動の平成と令和をパワフルに突き進む姿を描く。主題歌「イルミネーション」をB’z、語りをリリー・フランキーが担当する。
「おむすび」第14週「結婚って何なん?」振り返り(ネタバレ)
結が恋人の四ツ木翔也(佐野勇斗)を伴って福岡・糸島から神戸に帰宅。両親や姉の歩(仲里依紗)に翔也と結婚する決意を固めたことを伝えた。しかし、父、聖人(北村有起哉)は怒って結婚に反対。結たちが賛成してくれるのではないかと期待していた母の愛子(麻生久美子)も、今のままでは賛成できないと難色を示した。聖人は、プロ野球選手を目指していたが肩を壊して夢を絶たれた翔也と、アスリートとしての彼を支えるために栄養士になった結が、今後仕事とどう向き合っていくのかといった将来の展望がないことを指摘し、そういうことが説明できるようになったら改めて話を聞くと説諭。両親の話を冷静に受け止めた翔也と結は、明日から結婚に向けていろいろ決めていこうと話し、栃木で暮らす翔也の親には、取り急ぎ翔也からメールで伝え、おいおいあいさつしようということになった。
翌朝、結は、結婚話を応援するために糸島から神戸までついて来てくれた祖母、佳代(宮崎美子)と朝食の準備をしながら、鮮度の良さが健康に帰する地産地消のメリットについて会話。職場である星河電器の社員食堂にも生かしたいと考え、仕入れ台帳を確認して低コストの輸入食材が多いことに気づき、同僚の調理師、原口尚弥(萩原利久)に地元の食材に切り替えられないかと相談した。
一方、野球の道を断念した翔也は、所属する星河電器総務部の仕事に本腰を入れ、パソコンの基本操作を覚えて、社員名簿の整理に取り組み始めた。
その頃、結の両親が営む神戸の「ヘアサロンヨネダ」に、翔也の母、幸子(酒井若菜)が訪ねてきて、息子から届いたメールを見せながら、「あの子を婿にするってどういうことですか?」と詰め寄っていた。愛子からのメールで幸子の来訪を知らされた結は、翔也を連れて急いで帰宅。幸子は、翔也が婿になることを結が促したと思い込み、名古屋の元ヤンキー、愛子を相手にレディース仕込みのけんか口調でメンチの切り合いに。慌てて皆が2人をなだめて話し合ったところ、翔也は、婿養子になるのではなく、ただ名字を米田にするつもりだったと説明。自分が四ツ木姓を継がなくても兄が2人いること、「米田結」という名前が好きなことが理由だったが、幸子は納得しないまま帰っていった。翌日、結は幸子の気持ちも尊重したいと翔也に伝え、結婚が当人だけの問題ではないということを2人でかみしめた。
そんななか、結に栄養専門学校の同窓生、湯上佳純(平祐奈)からメールが届き、卒業から半年ぶりにクラスメイト4人で食事会を開いた。それぞれに近況報告しあい、国体出場経験のある元トップアスリートの矢吹沙智(山本舞香)は、翔也が肩を壊したことを心配。結は彼が野球の道を断念したことを明かし、今は前向きになっていると説明したが、沙智は故障で陸上競技を続けられなくなった自身の経験を踏まえ、現状を受け入れるまで時間がかかるはずだから焦らずに見守ってやってほしいと助言した。翔也との結婚の予定を報告した結は、2人の新生活の計画について聞かれ、結婚資金や新居のことなど何も考えていなかったことに気づかされた。後日、元不動産会社の営業マンだった同窓生、森川学(小手伸也)が共有してくれた物件情報に、結と翔也は目を輝かせながら、貯蓄を始めようと決意した。
「おむすび」第68回あらすじ
歩が携帯電話を出始めたばかりのスマートフォンに買い替え、愛子が新製品に感心する一方、聖人はそんな物必要ないと言う。
そんな折、結は結婚資金を貯めるために、家計簿をつけて節約を始めたことを家族に報告する。