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「笑うマトリョーシカ」7月5日OA第2話あらすじ 私設秘書を務めていた代議士も事故死…地盤を引き継いだ清家(櫻井翔)は27歳で初当選

iza(イザ!) 2024年7月3日 13時0分

女優の水川あさみが主演を務める連続ドラマ「笑うマトリョーシカ」(TBS系、金曜後10時)の第2話が5日、放送される。

日本推理作家協会賞や山本周五郎賞など数々の受賞歴を持つ早見和真氏が2021年に発表した同名小説が原作で、主人公の新聞記者、道上香苗(水川)が、若き人気政治家、清家一郎(櫻井翔)と、有能な秘書、鈴木俊哉(玉山鉄二)を取り巻く黒い闇を追うヒューマン政治サスペンス。

「笑うマトリョーシカ」第1話振り返り

2022年4月。未来の首相候補と注目される清家が、厚生労働大臣として初入閣を果たした。同じ頃、東都新聞文芸部記者の道上は、清家が刊行した自叙伝「悲願」の紹介記事の取材で、松山市にある彼の母校を訪れていた。しかし担任の口から語られたのは、現在の頼もしいイメージとはかけ離れた彼の姿と、自叙伝には登場しない鈴木というブレーンの存在。「それほど重要な人物を、清家はなぜ自叙伝に登場させなかったのか」。道上は大きな違和感を覚えた。

そんななか、かつての社会部敏腕記者でしばらく会っていなかった父の兼高(渡辺いっけい)から「実はいま調べていることがあって…」という電話が道上に入ってきた。ちょうどそのタイミングで、兼高の車にトラックが猛スピードで突っ込み、兼高は死亡。彼が金庫に残していた資料には、28年前にスクープしたビッグガリバー社による贈収賄事件(BG株事件)のことが記されていた。当時の父は、事件に関与した黒幕を突き止めようとしたが、逮捕されたBG社の社長、宇野耕介の自殺で捜査は幕を閉じていた。事件を新たに調べ直していた兼高のノートには、当時汚職に関与していた政治家として現首相と外務大臣の名前も書き込まれていた。さらに「宇野耕介の息子は清家一郎の秘書 鈴木俊哉か?」と記されていた。そこに残されたメモから、兼高が事故に遭った同じ日に同じ場所で、彼が鈴木を取材する予定だったことがわかった。

道上は、「悲願」の取材という名目で清家と鈴木に接触。清家に、鈴木が宇野の息子であることを知っていたのかなどと詰め寄った。さらに、父のスマホに残っていた鈴木からの留守電を再生し、なぜ兼高と会おうとしたのか、そして、政治家を恨んでいてもおかしくない鈴木に、秘書に転身した理由を尋ねた。鈴木は「悲願」から自身の名前を消すよう指示したことを認めたうえで、犯罪者の息子である自分が世間から要らぬレッテルを貼られないための措置だったと説明。将来の首相候補である清家にすべてを捧げることを誓ったなどと述べた。そのとき鈴木の脳裏に、清家を利用して「父の仇をとってやる」と誓った高校時代の記憶がよみがえった。道上は、鈴木が清家を操っている理由がわかれば、兼高の事故の真相も見えてくると睨んだ。

一方、清家から誘われた道上は、穏やかな人柄に心を開きはじめた。そして自身が離婚して息子と離れて暮らしていることを伝え、親族里親制度の支援に予算をかけてほしいなどと訴えた。別れ際、清家は「これからも、僕を見ていてくださいね…」と道上に意味深につぶやいた。

後日、道上のもとに論文が届いた。それは学生時代の清家が書いたと思われるもので、ヒトラーと彼を裏で操っていたとされるハヌッセンの関係を考察したものだった。そんなとき、清家は会見で「里親制度の拡充を図る」などと提言。自身が訴えたことをそのまま話す清家の姿をタブレットで見た道上は、彼は強い意志を持たない代わりに他人の意見を真綿のように吸収して理想の人間を演じる才能を持ち、その能力に気づいた人間は裏で清家を思いのままに操り自分の野望を叶えるかもしれないと考えた。

第2話あらすじ

兼高の死は、BG株事件を闇に葬りたい鈴木によって仕組まれたものではないか、さらに清家は鈴木に裏で操られており、助けを求めて自分に近づいてきたのではないかと考えた道上が清家のもとを訪れようとした矢先、道上の部屋に何者かが侵入し荒らされる事件が発生する。盗られたのはBG株事件に関する兼高の資料や取材ノートのみ。道上はますます鈴木に対する疑惑を深めていく。

そんななか、道上は「悲願」で清家がかつて私設秘書を務めていた代議士、武智和宏(小木茂光)もまた、兼高と同じく不慮の交通事故で命を落としていたことを知る。おまけに武智の死後、清家は彼の地盤を引き継ぎ、27歳の若さで初当選していた。

■番組概要

[タイトル] 金曜ドラマ『笑うマトリョーシカ』

[放送日時]毎週金曜よる10:00~10:54

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