Infoseek 楽天

朝ドラ「虎に翼」第22週(8月26日~)あらすじ 航一(岡田将生)らと暮らし始めた寅子(伊藤沙莉)が家族に苦言、地裁では後輩の秋山(渡邉美穂)が妊娠

iza(イザ!) 2024年8月24日 8時15分

NHK連続テレビ小説「虎に翼」(総合など)第22週「女房に惚れてお家繁盛?」(第106~110話)が26日から始まる。

日本初の女性弁護士で、のちに裁判官になった三淵嘉子さんの人生をもとにした物語を描く朝ドラ「虎に翼」。女優の伊藤沙莉が主人公の佐田寅子役を演じる。主題歌「さよーならまたいつか!」を歌うのは、シンガー・ソングライターの米津玄師。語りを「カーネーション」(2011年度後期)で主演を務めた女優の尾野真千子が担当する。

「虎に翼」第21週「貞女は二夫に見えず?」振り返り

昭和30(1955)年、星航一(岡田将生)からプロポーズされ、返答に悩む寅子は、学友の山田よね(土居志央梨)に相談するため「山田轟法律事務所」へ。そこで学友の轟太一(戸塚純貴)から、交際中だという遠藤時雄(和田正人)を紹介された。動揺を隠せないまま寅子は、航一との結婚に意味が見い出せないなどとよねに相談。その言葉に轟と遠藤は悲しそうな表情を見せた。

その後、義姉の花江(森田望智)との会話がキッカケで、寅子は、自分がこれまで結婚で名字を変える意味をあまり考えていなかったこと、結婚を男女のもとでしか考えていなかったことに気づき、再び山田轟法律事務所へ。先日の軽はずみな発言をわびると、轟は、戦後に亡くなった親友、花岡悟(岩田剛典)への思いを初めて寅子に明かした。遠藤とは、世間から理解されることを諦めていたなかで知り合ったが、「この先の人生、お互いを支え合える保障が法的にない」と、遠藤と結婚できない悩みを打ち明けた。

そんななか、星家で開かれた食事会で、航一は結婚後、自分が佐田姓になるつもりだと宣言。亡き夫、朋彦(平田満)のことを思う継母の百合(余貴美子)は猛反対するが、航一の子供2人、朋一(井上祐貴)とのどか(尾碕真花)は航一の考えを尊重。それでも反対する百合に、航一は寅子に星姓を強いることは平気なのかと尋ねた。突然の騒ぎに寅子は「いつ私が航一さんに佐田姓になってほしいと言いましたか?」と困惑。すると航一は、「寅子さんの夫と名乗りたい。僕の妻ですと紹介したいんです。寅子さんを妻だと紹介することは、世界中の人に、この人が僕の愛する人だと伝えることです」と思いを述べた。星を名乗ることで得られる充足感と佐田姓への思い入れの間で心が揺れ動く寅子は、結婚後も仕事上は旧姓を名乗り続けられないかという思いに至り、上司の桂場等一郎(松山ケンイチ)に相談。しかし、戸籍名しか使えないと定められている裁判官が旧姓で働くことは不可能だと却下されてしまった。

その結果を聞いた轟は、自分の仲間との集まりに寅子を招待した。寅子が優未、航一とともに参加すると、遠藤を含め4人の性的マイノリティー仲間が集まっていた。彼らからさまざまな経験や価値観を聞かされた寅子は、現実の世界が憲法が掲げる平等の理念とほど遠いことを痛感。そして遠藤から、プロポーズの返事について尋ねられ、自分が折れて星姓になることを決めたと話すと、遠藤は「自分が曲げたくないものを折るって、自分も折らせた相手も傷つけることなんです」と述べた。そんな会話を聞いた航一は、婚姻届を出す結婚をやめ、代わりに互いの思いを記した遺言書を交わしてそれを根拠とした夫婦になってはどうかと再プロポーズ。寅子は快諾した。寅子は「夫婦のようなものではあるけれど、皆さんと家族になって幸せを分かち合える間柄になりたい」と航一の家族に改めてあいさつ。百合たちも2人の意向を認め、家族になることを大歓迎した。優未から「おばあちゃん」と呼ばれた百合はうれしそうな表情を見せた。猪爪家の面々は戸惑いながらも、寅子らしい選択を祝福。優未の中学進学に合わせて寅子と優未は星家に引っ越すことになった。

寅子は弟の猪爪直明(三山凌輝)との結婚式を間近に控える田沼玲美(菊池和澄)から、式をあげないのかと尋ねられ、心が躍らないから自分たちはあげなくていいと答えた。

同年10月、寅子が判事の1人として担当している原爆裁判は第2回の準備期日を迎えたが、被告である国側の代理人は原告の訴えをすべて否認。国に賠償責任はないと主張して真っ向から対立した。

ある日、寅子は、航一とともに弟の猪爪直明(三山凌輝)に呼び出され、そこでよね、轟、竹原梅子(平岩紙)、崔香淑(ハ・ヨンス)、久保田聡子(小林涼子)、中山千春(安藤輪子)、桜川涼子(桜井ユキ)、玉(羽瀬川なぎ)という学友たちから結婚を祝福された。会合は同窓会のように盛り上がり、寅子たちは思い出話に花を咲かせながら再会を喜んだ。

昭和31年、寅子と優未は家族たちに見送られながら、星家へと引っ越していった。

「虎に翼」第22週「女房に惚れてお家繁盛?」

星家で暮らしはじめた寅子と優未だが、朋一とのどかとはまだぎこちない雰囲気。百合が家事全般をほぼ一人で引き受けていることに疑問を感じた寅子は、つい苦言を呈してしまう。

一方、地裁では判事補の秋山真理子(渡邉美穂)が予期せず妊娠したことを寅子に告げる。秋山の件をきっかけに女性法曹の労働環境を良くしたいと考えた寅子は「意見書」をまとめ、桂場に提出する。


この記事の関連ニュース