俳優の齊藤京子が主演を務める連続ドラマ「いきなり婚」(日本テレビ系、火曜深夜0・24)が、1月7日にスタートする。昨年4月に日向坂46を卒業、本格的に俳優としてのキャリアをスタートした齊藤にとって、本作が卒業後初のドラマ出演&主演となる。地味で自己肯定感のちょっと低めな平凡OLを演じる齊藤に、本作の見どころやプライベートな話を聞いた。
原作小説は、2021年に小説創作プラットフォーム「エブリスタ」に投稿され、2024年の年間PV数No.1となった、櫻井音衣さんによる「いきなり婚―目覚めたら人の妻?!―」。地味なOL、小柴真央(齊藤)が、酔った勢いで職場の上司、安藤創(城田優)と一夜をともにし、職場に内緒で、なぜか出会ったばかりの真央を溺愛してくる創と秘密の“0日婚(いきなりこん)”をする、DEEPなオトナのラブストーリーだ。
――オファーを受けてどのように感じられましたか?
「オファーをいただいてすぐに原作を読ませていただきましたが、物語が本当に面白くてすぐに大好きになりました。なので、早く現場に入るのが楽しみだなというのが率直な気持ちでした」
――脚本を読まれての感想は?
「私自身も、脚本で描かれている安藤部長のように一途な人がすごくすてきだなと思っていたので、打本を読んで、早く撮影が始まらないかなという気持ちになりました」
――ご自身の役柄の印象は?
「真央は、仕事に対する向き合い方が本当にかっこいいなと思いました。1つひとつ丁寧にこなしていったり、困ってる人を助けたり。そんな生きざまがかっこいいです」
――ご自身との共通点はありますか?
「困っている人がいたら話しかけちゃうところは、似ているなと。その人がいつもと違うなとか、そういう異変を感じ取るのが割と得意なので、そこは真央と共通している点かもしれません」
――ラブストーリーに出演するうえで意識することは?
「視聴者の皆さんにキュンキュンしていただきたいです。私も原作を読んですごくキュンとしたので、それよりももっとキュンキュンしていただけるように、私自身も受けのお芝居などを頑張ります」
――脚本を読んでキュンとされたシーンは?
「安藤部長は本当に真央しか見えてなくて、他の女性とは仕事仲間として接している。その感じがすごく好きですね。よく、取材で『好きなタイプは?』と聞かれることが多いのですが、その度に『一途な人です』と答えてきたので、まさにコレだなと思いました」
――城田さんと共演してみていかがですか?
「どの現場にいてもムードメーカーで、リーダーシップを発揮されている印象があります」
――もし交際ゼロ日婚をすることになったら?
「さすがにゼロ日だと難しいので、交際期間を長引かせます」
――齊藤さんご自身は交際ゼロ日婚はありですか? なしですか?
「私の中ではなしです。安藤部長とだったら…とは思いましたが、現実的に考えると、さすがに交際ゼロ日婚は拒絶するかもしれないです」
――パートナーに求めるもの、譲れない条件はありますか?
「私は本当に一途な人じゃないとダメです。浮気は100%許せないですね」
――齊藤さんの浮気は、どのあたりからでしょう。心が動いていなかったら異性と食事に行っても大丈夫?
「難しいですね。その話になるとちょっと長くなるので…。心が動いていなかったら…でも、心が動いたら教えてもらえれば別れるよと伝えます。本当に真面目なお付き合いがしたいんです!」
――撮影前に城田さんに伝えておきたいことはありますか?
「あります! 私、ゲラ(笑い上戸)なんですよ。城田さんは結構笑わせてくださるんですが、お芝居をするときはやめてほしいです(笑)。本読みの時も、たくさん笑わせてくださってありがたかったのですが、本番で笑ってしまったら撮影が止まるので、お願いします!」
――プライベートでハマっていることは?
「ドラマの撮影が始まるので、美意識がいつも以上に高まって、新しい美容液とか保湿クリームを買ってみたり。食事面でも、アボカドにとてもハマっているので、アボカドのサラダや、ポキ丼を食べたりしています」
――自分でポキ丼を作るのですか?
「結構デリバリーが多いかな。まだ作ってはいないですがいつか挑戦してみたいです」
――ドラマの撮影で忙しくなると思いますが、癒される空間は?
「基本的に、撮影期間中は家か撮影現場にいる感じなので、家の中で少しでも癒される空間があったらいいなと思っています。誕生日プレゼントとして友人からアロマキャンドルを頂いたのですが、それがすごくいい香りで。疲れている時はその香りに癒されながら次の日のセリフを覚えています」
――大切な仕事の時にやっているルーティンは?
「ルーティンやジンクスとかはあまりないのですが、撮影の前日は、フェイスマスクをして肌の調子を整えます」
――美容に関する情報はどなたから?
「いつもお世話になっているメイクさんに教えていただいたものを試したりします。すごく信頼しているメイクさんで、乾燥している時期にどういうアイテムがいいかを聞くと何でも教えてくださるんです」
――食べ物や内面から気をつけていることもありますか?
「食事の面もすごく気にしていて、お弁当が何種類かあるときは、一番野菜が入っているものを選びます。外食に行っても基本的には野菜が入っている料理を選ぶように心がけてます」
――脂っぽいものを避けるみたいな感じですか?
「もともと脂っぽいもの、例えばとんかつとかはあまり好きではないのですが、麺類がすごく好きで、野菜をあまり摂取しない生活でした。なので、それを逆転させて、今は少しでも野菜を摂るように気をつけています」
――24年を振り返ってどんな年でしたか?
「本当に新しいことにたくさん挑戦させていただいた1年でした」
――25年はどんな年にしたいですか
「25年は、私がお芝居をしている姿をたくさん見てもらえる1年にしたいなと考えています。25年の始まりに『いきなり婚』がスタートすることもうれしいです」
――最後に、このドラマの見どころをお願いいたします
「キュンとしていただける場面がたくさんあると思いますし、何より、安藤部長と真央だけでなく、他のキャラクターのひとりひとりが個性豊かで、すごく面白いドラマになっていると思います。ぜひ楽しみにしていてください」
「いきなり婚」は放送後、TVer・Huluでも配信される。
齊藤京子(さいとう・きょうこ) プロフィル
1997年9月5日生まれ。東京都出身。2016年、女性アイドルグループ・けやき坂46(現・日向坂46)メンバーオーディションに合格し芸能界デビュー。24年4月、日向坂46卒業。21年スタートのバラエティー「キョコロヒー」で、お笑いタレントのヒコロヒーとMCを務め、ゆるいトークが話題に。23年、ドラマ「泥濘の食卓」で主演を務めたほか、さまざまなドラマ、舞台、CMなどで活躍中。