俳優の柳楽優弥が主演を務める連続ドラマ「ライオンの隠れ家」(TBS系)の第6話が15日、放送される。
平穏な日常を過ごしていた小森洸人(柳楽)と、自閉スペクトラム症を持つ美路人(坂東龍汰)の兄弟が「ライオン」と名乗る謎の男の子(佐藤大空)と出会ったことで「ある事件」に巻き込まれ、生活が一変していく完全オリジナルのヒューマンサスペンス。ほかに齋藤飛鳥、桜井ユキ、柿澤勇人らがキャストに名を連ねる。
「ライオンの隠れ家」これまでの流れ
市役所に勤務する洸人は、デザイン会社で働く美路人のルーチンに合わせた平穏な毎日を過ごしていた。そんな兄弟の前に突然、「ライオン」と名乗る男児が現れた。洸人はやがて、ライオンについて、自分がまだ幼いころに疎遠になった異母姉、愛生(宮﨑優)の子供なのではと考えるようになり、いったん保護することを決意。そんななか、ライオンが持っていたスマホに「ある場所」に来るよう指示が入った。向かった先で洸人は職場の後輩、牧村美央(齋藤)と偶然出会い、自分のことをスマホで撮影する全身白ずくめの男、X(岡山天音)の存在に気づいた。洸人はXを見失うが、その裏で美央がXとつながっていた。そして、ライオンのスマホにメッセージを送っていたのもXだった。
その後、ニュースを見ていた洸人は、建設会社社員、橘祥吾(向井理)の妻、愛生(尾野真千子)とその息子、愁人が山梨県で行方不明になっていることを知った。ちょうどその頃、スクープを狙う「週刊真相」記者、工藤楓(桜井)と天音悠真(尾崎匠海)も祥吾に目を付けていた。
「ライオンの隠れ家」第5話振り返り(ネタバレ)
天音が新宿のキャバクラで働いている愛生の隠し撮りに成功。報告を受けた楓は、愛生が生きているという独占記事を掲載した。愛生の生存がバレたと知ったXは、愛生に逃げるよう指示。翌朝、愛生の事情を知りたい洸人は、記事を書いた楓に連絡を取ったが、洸人がライオンを預かっていることを知らない楓は、愛生の居場所を知りたがる彼に「もしかして事件に関わってます?」と質問をする。洸人は目を泳がせながらそそくさと立ち去ったが、その頃、山梨県警の刑事、高田快児(柿澤)も記事を頼りに愛生を追っていた。
一方、洸人は、ライオンと母親を会わせるべきか迷っていた。美央は、ライオンの体にアザがあったことから「虐待の可能性があるから危ない」と対面に反対。ライオンのことを見ていると母からの愛情を感じると話す洸人に、「でも小森さんに勝手に預けて放置している」として、自分なら簡単に会わせたくないと主張した。
その頃、ホテルで身を隠していた愛生の部屋に焦りながらやってきたXは、警察が来ていると伝え逃げるよう指示。愛生はこの混乱に乗じてXのポケットからスマホを奪い逃走した。その晩、洸人はライオンのお気に入りのぬいぐるみの中から小さなノートを発見。そこには、愛生と交わしたいくつもの約束事が記されていた。ぬいぐるみに取り付けてある盗聴器を通して洸人とライオンの会話を聞いた愛生は、大粒の涙。すぐに、Xから奪ったスマホに「愁人に会いたい」「洸人、いろいろと巻き込んでごめん」と打ち込んだ。そのメッセージを読んで盗聴器の存在に気づいた洸人は、自分にライオンを預けた理由を尋ねた。愛生は、後日、遊園地の広場に来るようスマホに指示を送った。
愛生は、子供に会いに行くとXに伝え、スマホとガラケーを返却。「これで契約終了です」と告げるXに「まだあきらめたわけじゃない」と返してその場を後にした。その頃、バス停にいる洸人らを見つけた楓は、ライオンを見て「橘愛生の息子だったりして…」とつぶやき、彼らのあとを追った。
約束の時間になり、遊園地に愛生が姿を見せた。母を見つけて駆けだすライオンを、突然、1人の女性が抱きとめた。その人物は美央。そこへ高田ら警察がやってきて愛生に手錠をかけて連行していった。目が合った洸人に、口を動かして何かを必死に伝えようとする愛生。美央は「ママー!」と泣き叫ぶライオンを必死で止めた。その光景を遠くから楓と天音が見ていた。取り調べを受けた愛生は、高田に対して「私が息子を殺しました」と供述した。
第6話あらすじ
美央がなぜ遊園地にいたのか、なぜライオンを抑え込んだのか…。状況が飲み込めないなか、洸人は傷ついたライオンと共に家に帰る。
翌朝、洸人は職場で美央に事情を聞こうとするが、そこに彼女の姿はない。アパートを訪ねるも、そこで「私からは、話せなくて」と拒絶されてしまう。
一方、警察に連行された愛生は、息子の愁人(=ライオン)の殺害をほのめかす。そのニュースを知った洸人は明らかな嘘にますます混乱。さらに、追い打ちをかけるように、ライオンのスマホに再びメッセージが届く。
翌日、指定された場所で「ある人物」が洸人のことを待っていた。
■番組概要
[タイトル] 金曜ドラマ『ライオンの隠れ家』
[放送日時] 毎週金曜よる10:00~10:54
(6話の放送は「世界野球プレミア12」の試合状況により、番組が遅れて始まる可能性あり)