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金足農、九回猛攻もあと一歩届かず…弟たちの奮闘にOB吉田輝星「勇気をもらった」 SNS「旋風感じた」

iza(イザ!) 2024年8月9日 15時46分

第106回全国高校野球選手権大会は9日、第3日が甲子園球場で行われ、第2試合で、2018年に吉田輝星(現オリックス)を擁して準優勝した金足農(秋田)が登場。西日本短大付属(福岡)に0-6とリードされて迎えた最終回に6年前の戦いを彷彿とさせる猛攻を見せ、多くの野球ファンを感動させた。試合は4-6で敗れたが、X(旧ツイッター)では「金足農」「金足農業の粘り」「金足農業の追い上げ」などのワードが続々とトレンド入り。またスタンドで見守った輝星も後輩たちの活躍に拍手を送った。

今大会でエースを務める2年生の吉田大輝は、輝星の実弟。当時の金足農の快進撃はまだ高校野球ファンたちの記憶に新しく、今年の出場が決まったときから大きな注目を集めていた。この日、先発のマウンドに上がった大輝だったが、初回に1点を失うと五回にも4点を奪われ、7回を投げて154球、9安打、2三振、5失点。八回から3年生の花田晴空にマウンドを譲った。

その後、花田も1点を失い、迎えた最終回。それまで西日本短大付属のエース、村上に抑えられていた打線が粘りを見せ、連打と相手の敵失などで3点差に追い上げ、さらに適時打も飛び出して一気に4点を奪った。その後、2死一、二塁と本塁打が出れば逆転という場面で甲子園が異様なムードに包まれるなか、最後は主将の高橋佳佑が二飛に倒れ、勝利をつかむことができなかった。

6年前も終盤に得点を奪う劇的な展開で決勝にまで勝ち進んだ金足農。その勝ちっぷりはファンの間で「金農旋風」などと話題になった。この日、その立役者となった輝星もスタンドから応援しており、劇的な展開を期待していたファンは多かった。試合後、Xには「鳥肌で涙出そうだった」「粘り最高だった」「雑草魂に感動して号泣した」などのエールが相次いだ。

輝星は試合後に自身のインスタグラムを更新。ストーリーズに「ナイスゲームでした。後輩たちに勇気をもらったので明日からも頑張ります」とつづり、後輩たちの戦いぶりを称賛した。


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