マイナビは20日、「マイナビ 2026年卒 大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(12月)」の結果を発表した。若手社員がダンスを披露するSNS動画で企業イメージの向上を狙う施策は、逆効果だとする声が就活生からあがった。
同社は昨年12月20日から31日までの間、「マイナビ2026」の会員で2026年3月卒業見込みの全国の大学3年生と大学院1年生を対象にインターネット調査を実施。1131人の回答をまとめた。これによるとインターンシップ・仕事体験の参加率は前月より3.9ポイント多い56.1%だった。
SNSで企業から発信してほしい情報を聞くと「営業職のリアル。きれいなところ以外を見せるといいながら、あまり見られないから」「福利厚生についての詳しい説明」「うそ偽りのない仕事風景や面接の様子」などの回答が集まった。
逆にマイナスイメージを抱かせてしまうコンテンツは「TikTokで新入社員が踊っている」「ダンスしている様子やふざけた動画。入社後にやらされるのかと思う」「本業からかけ離れすぎている企画、炎上する可能性がある企画」「癖の強い朝礼の様子」「上司が偉そうな様子や、上下関係がはっきりしている様子」などだった。
また、働くときはどんな服装が「理想」かを聞くと「オフィスカジュアル」が49.1%で約半数を占めた。「Tシャツ、スニーカーなどのカジュアルな服装」は19.7%、「制服・ユニフォーム(作業服・白衣など含む)が16.8%で、「スーツ」は14.4%だった。服装の規定が入社意欲に影響すると答えた学生は全体の36.9%だったという。