Hey! Say! JUMP・山田涼介が主演を務める連続ドラマ「ビリオン×スクール」（フジテレビ系、金曜後9・0）が、7月にスタートする。これまで「探偵学園Q」シリーズ（日本テレビ）、「古畑中学生」（フジテレビ）など10作の学園ドラマに出演してきた山田は、本作で、億万長者という正体を隠し、赴任先の学校で生徒たちに指導する型破りな教師、加賀美零役を演じる。オンエアを前に山田が囲み取材に応じ、ドラマへの意気込みを語った。
――台本を読んだ際の、最初の感想をお伺いしてもよろしいでしょうか？
「学園ドラマって今までも各局でいろんな作品に出演してきましたが、本当に今まで見たことのないような、新しい視点での学園ドラマになるんじゃないかなと思いました。僕の役がすごいぶっ飛んだ役ではあるので、どうやって演じようかなって難しいなと思いながら台本を読みました（笑）」
――これまで学園もので生徒役を演じられることが多かったのが、今回はCEOで教師という設定ですね
「やっぱり自分が、教師役って、あまり想像したことがなかったので、まずびっくりしています。プロデューサーと話していたのは、（自分は）年齢だけが先走ってて、見た目があんまり変わらないタイプなので、生徒役に見られないよう、なめられないように、ちゃんとビジュアルも作るということ。でもあくまで先生と生徒なので、ある程度の距離は保ちながらも、現場の空気は僕がちゃんと引っ張っていければなというふうに思っています。
加賀美という役がそんなに教師っぽくない教師で、どっちかというとCEOとしての佇まいが強くなるのかなと思います。後半になるにつれ、加賀美の心境がどう変化していくか、僕も分からないですけど、1話、2話では変なやつで貫き通したいなと思っています（笑）。衣装は一貫して同じ衣装で、1ミリも変わらないので、ちょっとスティーブ・ジョブズみたいな（笑）。衣装を決める時間ももったいないと考えている人物で、そこはスティーブ・ジョブズにヒントをいただきました」
――生徒役の役者との共演も多くなりますが、どんなことを意識していますか？
「僕もこの年齢（31歳）になってきて、スタッフさんが若くなってきたり、周囲の役者さんが若くなってきたりというのがありますが、これだけ大人数の年下の子たちがいる現場は初めてです。ちょっと今の流行りとかを頭に入れておこうかなって思ってます（笑）。昨日バラエティー番組に出て、バズっている言葉を答えるという企画があったんですが、一つも分からなくて、これはいかんと（笑）。だからもう音楽とか流行ってる話題をドヤ顔で話せたらなって思ってます。
生徒の中にはこれからもっと活躍していく子たちもいっぱいいると思うので、そういう子たちにとって、学園ものってすごく思い出に残るはず。僕もすごい残っているので、そういういい思い出になるような現場作りっていうのを座長として率先して作っていけたらなというふうに思っています。ちゃんと一ひとりの個性を時間をかけながら見て、コミュニケーションを取りたいですね」
――これからの若手に、座長として先輩俳優として伝えておきたいことはありますか？
「勘弁してくださいよ（笑）。いや、ないですよ、僕も。やっぱり日々勉強だと思ってますし、まだまだ学ぶ立場ですし、一緒に学んでいけたらいいなというふうに思ってますね。役柄は生徒と教師ですけど、現場ではプロとしてみんな同じ土俵に立って、みんなで同じ方向を向いて歩くことになるので、みんなで成長していけたらいいなと思います」
――木南晴夏さんと5年ぶりに共演されます
「他局ですが『セミオトコ』というドラマで、ガッツリラブストーリーをやったことがあり、木南さんだったらどんなボールでも投げても返してくれるという安心感があります。今回、（加賀美）の秘書役と聞いた時は、安心して加賀美を演じられると思いました。主演ってやることが決まっていて、自由度がいい意味で狭いことが多いのですが、加賀美って自由度を高く持たないと、成立しないシーンもあったりするんですよ。今回は木南さんがいてくれることで自由度が高く演じることができるなと思いました」
――ドラマを楽しみにしている視聴者へメッセージをお願いします
「初めての教師役で、CEOで教師というちょっと一部変わった役ではあるんですけど、そこをまず楽しみにしててほしいなと思います。金曜日9時という休みの前の日に、楽しいエンターテインメント作品を見て、ぐっすり寝てもらえたらいいなというふうに思いますので、気軽にこのビリオンスクールを見ていただきたいです。生徒のみんなもすごく頑張ると思うので、これから出てくる子たちをみんなで発見、発掘していただけたらなというふうに思います。応援してください」