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朝ドラ「虎に翼」竹中記者(高橋努)再登場に「生涯ジャーナリスト」と歓喜も笹山(田中要次)不在に視聴者「調子悪いのかな」と心配

iza(イザ!) 2024年9月2日 9時45分

NHK連続テレビ小説「虎に翼」の第111話が2日、放送され、「原爆裁判」の第1回口頭弁論に記者の竹中次郎(高橋努)が傍聴に訪れた一方、「傍聴マニア」の寿司職人、笹山(田中要次)が姿を現さず、不安の声が上がっている。

日本初の女性弁護士で、のちに裁判官になった三淵嘉子さんの人生をもとにした物語を描く朝ドラ「虎に翼」。女優の伊藤沙莉が主人公の佐田寅子を演じている。ドラマはこの日から第23週「始めは処女の如く、後は脱兎の如し?」(第111~115話)の放送がスタートし、昭和34(1959)年11月、寅子も担当判事の1人を務める「原爆裁判」が約4年間、27回にも及ぶ準備手続を終え、いよいよ口頭弁論が開始されることになった。裁判長の汐見圭(平埜生成)は、争点となっている日米両国の賠償責任を立証するのは困難だが、法廷の場で全ての論点について議論を尽くそうと寅子たちに声をかけた。

そんななか、原告代理人で寅子の元上司、雲野六郎(塚地武雅)が志半ばで急死。雲野と「原爆裁判」の準備を進めていた弁護士、岩居(趙珉和)は、雲野から万が一の際のサポートを依頼されていた寅子の学友、轟太一(戸塚純貴)と山田よね(土居志央梨)とともに訴訟を継続することになった。

昭和35(1960)年2月に始まった第1回口頭弁論の冒頭、岩居は訴状の骨子を改めて陳述。提訴から口頭弁論まで5年を要したことを「極めて残念」と述べたうえで、原爆投下が国際法に違反しており、米国は被爆者に対して損害賠償の義務があると訴えた。さらに岩居が主張を続けていると、杖を突いた元新聞記者の竹中が傍聴席に登場。最前列に陣取り、右陪席に座る寅子に手を上げると、そっとほほ笑んだ。

竹中は、明律大女子部法科の入学式の取材で寅子と初めて出会い、好意的ではない記事を掲載。しかし、実は男気あふれる記者で、寅子の父、直言(岡部たかし)が贈収賄の容疑で逮捕された「共亜事件」で、事件の「黒幕」の手先に襲われた寅子を柔道技で救助。さらに寅子たちに事件の真相を伝えたことで、竹中の株が視聴者の間で急上昇した。寅子が裁判官となってからはフリーランスの記者として再登場していた。

老いた姿での竹中の再登場に、X(旧ツイッター)には「かなり老けたけど存命だったか」「最後にニヤッとしたの、腹に何か隠してそう」「生涯ジャーナリストだな」「寅子のターニングポイントには必ず竹中記者がいる」と活躍を期待するポストが殺到。また、この話題は情報番組「あさイチ」の“朝ドラ受け”でも触れられ、MCの博多大吉も「てっきり寿司屋さんが出てきたのかと思いました」と「傍聴マニア」の笹山を連想。SNSにも「笹山さんかと思ったら竹中記者だった」という声が多く寄せられた。一方で「笹山のおっちゃんは調子悪いのかな」「もしかしたらと不安がよぎる」「傍聴席に来ないのは弱っているのでは…」と体調を案じる人も多く見受けられた。


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