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朝ドラ「虎に翼」8月23日第105話あらすじ 結婚式はしないという寅子(伊藤沙莉)に直明(三山凌輝)が「心躍るような」お返しをしたいと言い出す

iza(イザ!) 2024年8月22日 8時15分

NHK連続テレビ小説「虎に翼」(総合など)第21週「貞女は二夫に見えず?」(第101~105話)の第105話が23日、放送される。

日本初の女性弁護士で、のちに裁判官になった三淵嘉子さんの人生をもとにした物語を描く朝ドラ「虎に翼」。女優の伊藤沙莉が主人公の佐田寅子役を演じる。主題歌「さよーならまたいつか!」を歌うのは、シンガー・ソングライターの米津玄師。語りを「カーネーション」(2011年度後期)で主演を務めた女優の尾野真千子が担当する。

「虎に翼」第21週「貞女は二夫に見えず?」振り返り

昭和30(1955)年、星航一(岡田将生)からプロポーズされ、返答に悩む寅子は、学友の山田よね(土居志央梨)に相談するため「山田轟法律事務所」を訪問。そこで学友の轟太一(戸塚純貴)から交際中だという遠藤時雄(和田正人)を紹介された。動揺を隠せないまま寅子は、航一との結婚に意味が見い出せないなどとよねに相談。その言葉に轟と遠藤は悲しそうな表情を見せた。

その後、義姉の花江(森田望智)との会話がキッカケで、寅子は、自分がこれまで結婚で名字を変える意味をあまり考えていなかったこと、結婚を男女のもとでしか考えていなかったことに気づき、再び山田轟法律事務所へ。先日の軽はずみな発言をわびると、轟は、戦後に亡くなった親友、花岡悟(岩田剛典)への思いを初めて寅子に明かした。そして、自身も戸惑い、誰にも打ち明けられず苦しむなか、よねが寄り添ってくれたことで自身の性的指向を素直に受け入れることができたと回想。遠藤とは、世間から理解されることを諦めていたなかで知り合ったが、「この先の人生、お互いを支え合える保障が法的にない」と、遠藤と結婚できない悩みを打ち明けた。

そんななか、星家で開かれた食事会で、航一が寅子との結婚後、自分が佐田姓になるつもりだと宣言した。亡き夫、朋彦(平田満)のことを思う継母の百合(余貴美子)は猛反対するが、航一の子供2人、朋一(井上祐貴)とのどか(尾碕真花)は父の考えを尊重。それでも反対する百合に、航一は寅子に星姓を強いることは平気なのかと尋ねた。この騒動に、寅子は「いつ私が航一さんに佐田姓になってほしいと言いましたか?」と困惑。その後、航一は、寅子と結婚したいと思う一番の理由を初めて口にした。「寅子さんの夫と名乗りたい。僕の妻ですと紹介したいんです。寅子さんを妻だと紹介することは、世界中の人に、この人が僕の愛する人だと伝えることです」。星を名乗ることで得られる充足感と佐田姓への思い入れの間で心が揺れ動く寅子は、結婚後も仕事上は旧姓を名乗り続けられないかという思いに至り、上司の桂場等一郎(松山ケンイチ)に相談した。しかし、戸籍名しか使えないと定められている裁判官が旧姓で働くことは不可能だと却下されてしまう。

その結果を聞いた轟は、自分の仲間との集まりに寅子を招待。寅子が優未、航一とともに参加すると、遠藤を含め4人の性的マイノリティー仲間が集まっていた。彼らからさまざまな経験や価値観を聞かされた寅子は、現実の世界が憲法が掲げる平等の理念とほど遠いことを痛感。遠藤から、プロポーズの返事について尋ねられ、自分が折れて星姓になることを決めたと話した。「自分が曲げたくないものを折るって、自分も折らせた相手も傷つけることなんです」。寅子は遠藤の言葉に再び心が揺れた。その会話を聞いた航一は婚姻届を出す結婚をやめ、代わりに互いの思いを記した遺言書を交わしてそれを根拠とした夫婦になってはどうかと再プロポーズ。寅子は快諾した。

寅子は「夫婦のようなもの”ではあるけれど、皆さんと家族になって幸せを分かち合える間柄になりたい」と航一の家族に改めてあいさつ。百合たちも2人の意向を認め、家族になることを大歓迎した。優未から「おばあちゃん」と呼ばれた百合はうれしそうな表情を見せた。

猪爪家の面々は戸惑いながらも、寅子らしい選択を祝福。優未の中学進学に合わせて寅子と優未は星家に引っ越すことになった。寅子は弟の猪爪直明(三山凌輝)との結婚式を間近に控える田沼玲美(菊池和澄)から、式をあげないのかと尋ねられ、心が躍らないから自分たちはあげなくていいと答えた。

同年10月、寅子が判事の1人として担当している原爆裁判は第2回の準備期日を迎えたが、被告である国側の代理人は原告の訴えをすべて否認。国に賠償責任はないと主張して真っ向から対立した。

ある日、寅子と航一は結婚式を無事終えた直明に呼び出され、学友の竹原梅子(平岩紙)が後継者となるべく修行中の甘味処「竹もと」へ。直明は、自分が勉強できる環境を作ってくれた寅子に感謝し、航一に姉のことを頼むと伝えた。そして「最後の親孝行がしたい」と切り出し、花嫁のベールを取り出して「これつけて」と寅子に渡した。その後「お願いします!」と合図すると、よね、轟、梅子、崔香淑(ハ・ヨンス)、久保田聡子(小林涼子)、中山千春(安藤輪子)ら明律大で法律を学んだ仲間たちが法服姿で登場。新潟勤務時に再会した桜川涼子(桜井ユキ)と玉(羽瀬川なぎ)もいた。

「虎に翼」第105話あらすじ

お互いそれぞれの名字を名乗ったうえ「夫婦のようなもの」になることを決めた寅子と航一。猪爪家が手狭なこともあり、優未の中学進学に合わせて星家に移ることにしたが、花江は心配を隠さない。結婚式のお礼を言いに来た直明は、結婚式はしないという寅子に「心が躍るような」お返しをしたいと言い出す。

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