週刊文春は28日、23日に引退を表明した元タレント、中居正広さんと女性とのトラブルに関する報道に関し、1月2・9日新年特大号(昨年12月26日発売)に掲載した記事で、被害者のX子さんがフジテレビ編成幹部のA氏に誘われたとする報道を1月16日号(1月8日発売)以降は修正しているという訂正を電子版記事に掲載した。
昨年12月25日に公開された電子版の当該記事に、「【訂正】本記事(12月26日発売号掲載)では事件当日の会食について『X子さんはフジ編成幹部A氏に誘われた』としていましたが、その後の取材により『X子さんは中居に誘われた』『A氏がセッティングしている会の”延長”と認識していた』ということがわかりました。お詫びして訂正いたします。また、続報の#2記事(1月8日発売号掲載)以降はその後の取材成果を踏まえた内容を報じています」と追記した。また、同問題に関する弁護士の橋下徹氏へのインタビューの電子版記事にも同様の趣旨の説明が掲載された。
記事内容が一部訂正されたことについて、社会学者の古市憲寿氏は自身の公式X(旧ツイッター)で「昔は『所詮、週刊誌の記事だか』という受け止め方もありました。だけど『週刊文春』が媒体として、日本社会を動かす力を持ってしまった以上、誤報をこっそりと『修正』するなんて姑息なことは許されないと思います。いつも他者に求めているように、なぜ間違いが生まれたのか説明する責任がある」と指摘。編集者の箕輪厚介氏も「いやこれはダメでしょ」、お笑い芸人のエハラマサヒロも「ちょっと待って!!番組編成Aは関係なかったってこんな事許されていいの!?」などと次々と反応が書き込まれた。