Infoseek 楽天

朝ドラ「虎に翼」8月9日第95話あらすじ 優三(仲野太賀)が書いた手紙を読んだ寅子(伊藤沙莉)、正直な気持ちを航一(岡田将生)に告げる

iza(イザ!) 2024年8月8日 8時15分

NHK連続テレビ小説「虎に翼」(総合など)第19週「悪女の賢者ぶり?」(第91~95話)の第95話が9日、放送される。

日本初の女性弁護士で、のちに裁判官になった三淵嘉子さんの人生をもとにした物語を描く朝ドラ「虎に翼」。女優の伊藤沙莉が主人公の佐田寅子役を演じる。主題歌「さよーならまたいつか!」を歌うのは、シンガー・ソングライターの米津玄師。語りを「カーネーション」(2011年度後期)で主演を務めた女優の尾野真千子が担当する。

「虎に翼」第19週「悪女の賢者ぶり?」振り返り

新潟地家裁三条支部の支部長として働く寅子は、戦争によって背負った過去に苦しむ判事、星航一(岡田将生)に寄り添うなか、航一からの申し出で、麻雀を教わることになった。航一のことがお気に入りの優未(竹澤咲子)が亡き父、優三(仲野太賀)と写った古い写真を見せると、航一も家族写真を見せ、3人は互いに家族を紹介し合った。航一の帰宅後、寅子は優未に「嫌な気持ちになることは絶対にしない」と伝えるが、優未はため息をついて「誰のことを好きでも嫌いでもいいけど、私のせいにしないで」と述べた。

売春事件に絡み、三条の地主の娘、森口美佐江(片岡凜)が補導された。関与した可能性のある女子高生2人と美佐江が新潟市内で一緒におり、2人が非行事実を認める一方、美佐江は関係ないと話し、自宅に帰された。そして寅子の推察通り、2人の手首には寅子ももらったあの赤い腕飾りがあった。さらにかつて担当した暴行事件の被害者で、ほかの窃盗事件で補導されていた元木俊雄(山時聡真)と美佐江につながりがあることもわかった。

売春事件は自身の担当ではないが、何かしてやれないかと悩む寅子のもとを美佐江が訪ねてきた。寅子は腕飾りについて触れ、本当のことを話してほしいと寄り添おうとしたが、美佐江は、自分が恵まれていると告げたうえで、なぜ窃盗や売春、殺人がいけないことなのかがわからないと言い出した。答えに窮した寅子が美佐江と向き合おうとしたとき、偶然、冬休みに入った優未がやってきた。娘に向ける美佐江の視線に気づいた寅子は、とっさに優未を守ろうと抱きしめてしまう。そんな2人を美佐江は無言のまま見つめ、何も言わずに去っていった。年をまたいだ昭和28(1953)年1月、家裁は美佐江の審判を行わないことを決定。寅子はどうすれば美佐江を救えるのかを考え続けるが、その答えは見つからなかった。

日曜、思い悩む寅子を一人にしてあげようと、優未は家事手伝いの稲(田中真弓)と2人で映画に出かけた。すると寅子が美佐江の件で悩んでいることを知った航一が、会いに来てくれた。家事をする寅子の傍らで黙々と書類を読み続ける航一。その沈黙に癒やされた寅子は航一に感謝したが、自分の気持ちにブレーキをかけようとしていた。航一も、弱っていた寅子につけこもうとしたのかもしれないと謝り、2人はまた本庁で会おうと言って別れた。寅子はこみあげてくる感情から目を逸らすことしかできなかった。

その年の3月、美佐江は東大に合格。また三条支部では、書記官の高瀬雄三郎(望月歩)と事務員の小野知子(堺小春)が「友情結婚」を宣言した。恋愛感情はなく、互いの社会的地位確立が目的と聞かされた寅子は、自身がかつて同じような理由で優三と結婚したことを思い出し、将来にわたっていい関係が保てるかどうか、慎重に考えた方がいいと助言した。仕事を終え、寅子が帰宅すると、家に義姉の猪爪花江(森田望智)がいた。久しぶりの再会に寅子は抱きついて喜び、花江から、登戸の家族たちが元気にしていると聞いて改めて感謝した。

その頃、航一は行きつけの喫茶店「ライトハウス」で夕食をとっていた。この店を営む寅子の学友、桜川涼子(桜井ユキ)は、寅子に対する航一の普段の様子から、彼が寅子に好意を抱いていることに気づいていた。涼子は、お節介と知りつつも航一に助言。寅子は恋愛ごとの機微に無頓着だから、後悔しないようにと伝えた。

稲と優未が寝たあと、花江はわざわざ新潟までやってきた本題を切り出した。優未からの手紙で寅子に意中の人がいると知った花江は、迷う寅子の背中を押してやろうとすると、優未が起きてきて優三の形見のお守りを寅子に差し出した。その中には小さく折りたたまれた手紙が入っており、生きて再会できなかった時のことを考え、「弱音を吐くことのできる人、正しくないトラちゃんも好きでいてくれる人を見つけてください。できれば心から恋して、愛する人を見つけてください」という言葉がつづられていた。優三の愛を胸いっぱいに受け止め、優三への変わらない愛を自覚した寅子は涙が止まらなかった。

翌日、花江は、寅子に感謝と応援の言葉を伝え、登戸に帰っていった。そして寅子は支部で高瀬と小野への前言を撤回し、2人の好きにしたらいいと伝えた。2人が納得する方法を試したうえで、もし失敗したとしても2人の決断を応援すると励ました。

「虎に翼」第95話あらすじ

優三からの手紙を読んだ寅子は、彼の分も優未を愛することが自分のやるべきことだったと改めて感じる。

雨の夜。列車が止まっていて帰りが遅くなった寅子は今の正直な気持ちを航一に告げる。

この記事の関連ニュース