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朝ドラ「おむすび」“スズリン”岡本夏美「みんなといるとギャルスイッチが入る」「彼女がハギャレンにいる理由に注目してもらえたら」

iza(イザ!) 2024年10月4日 8時15分

NHKは4日、現在放送中の連続テレビ小説「おむすび」に“スズリン”こと田中鈴音役で出演している岡本夏美のコメントを発表した。

通算111作目となる朝ドラで、平成元年生まれの主人公、米田結(橋本環奈)が、栄養士として人の心と未来を結んでいく青春グラフィティー「おむすび」。どんなときも自分らしさを大切にする「ギャル魂」を抱き、激動の平成と令和をパワフルに突き進む姿を描いていく。

スズリンは、ギャルサークル「ハギャレン(博多ギャル連合)」のメンバーで、結と同い年。なぜかいつもスナック菓子を食べており、手先が器用でネイルチップ作りが趣味だ。第5回(同日放送)では、街頭でティッシュを配るアルバイトの最中に倒れたところをたまたまそばを通りかかった結に助けられ、病院で低栄養状態と診断された。父親を早くに亡くしたスズリンは、借金返済のために複数の仕事を抱えて働く母を気遣い、高校を中退してアルバイトで家計を支えていた。また、食事を作る手間と食費の負担を母にかけまいと、1袋100円のスナック菓子を2日に分けて食べていることなども結に話した。一方で、ネイリストになる夢を持ち、この日の放送で、目を輝かせながら資格取得のために貯金もしていることも明かした。

岡本夏美 コメント

――出演が決まったときの気持ちは?

「決まったときはもうガッツポーズしました!朝ドラが大好きな母と祖母が何年も毎日見ていて、私も朝ドラに出たいな、2人が喜ぶ姿を見たいなとずっと思っていました。オーディションのきっかけをいただいたので、もう全身全霊で行くしかない!と挑戦しました。ただ、私自身は結構インドア派で家が好きですし、そこまでお友達と遊びに行ったりしないので、自分のギャル要素はどこだろう?どうやってそれを膨らませよう?と考えながらのオーディションでした。しかも、スズリンはおっとりしていて少し天然でゆっくり喋りますが、私は比較的せっかちな方なんです(笑)。なのでオーディションのお芝居でもスズリンの外側より、どうやってギャルになったのか、どうしてハギャレンの仲間たちと一緒にいるのか、その想いの部分を丁寧に描こうと努めていました。オーディションで合格を頂いた後にプロデューサーさんが『スズリンの幸せとは言い難い身の上話を割と楽しそうに、悲しもうとせずに話している姿が印象的だった』と言ってくださって、しっかりみていただけたことが嬉しかったです」

――スズリンについて

「台本を読むと、スズリンはお母さんの手助けをしたくて学校を辞めてバイトしているとか、食費を浮かすためにスナック菓子を食べているとか、ずっと自分ではなく人のために動いているんです。でも決して悲観的ではなくて、自分が誰かの役に立ちたくてやっていて。大切な人のために行動できる本当に優しい女の子なので、そういう部分を意識しながら演じました。ハギャレンの仲間たちはスズリンのことを『かわいそう』と思ったりしないから一緒に居られるし、居心地が良いんでしょうね。お金があまりないため、ネイルチップもハギャレンメンバーから余った材料をもらって作ったり、メイクもギャルなのに薄めなのですが、それも尊重してくれるのがハギャレン。スズリンにとって本当に大切な場所なので、それを感じながらみんなとお芝居しています。ギャル特有の言葉遣いやイントネーションは最初は難しかったのですが、最近はノリとテンションで喋れるようになってきました(笑)。アドリブが多いのですが、それぞれの心の役作りが充実しているので、即興でアウトプットしても成立します。みんなと現場にいるとギャルスイッチが入り、演じているときはもう本当に楽しいのですが、大きい声で話してずっと笑っているので、カロリーは結構消費しています。声録りなどはもはやスポーツで、録り終わったら『水ください!』ってなるぐらいです。楽しんでやっているので嘘笑いは1ミリもありません!」

――第5回のムスビン(結)とおむすびを食べるシーンについて

「ムスビンとスズリンの関係性もまだすごく浅い段階。それでもスズリンがポロッと自分の話をしたのは、ムスビンが醸し出す何となく話したくなってしまう感じや、話を聞いてくれそうな心の広さのおかげだと思うので、その空気感を出せたらと思いながらやっていました。2人で黙々とおむすびを食べる微笑ましいシーンになったなと思います。その後、スズリンの言葉がきっかけでムスビンがみんなと友達になるところもとても大事なシーンです。どんな言い方をしたら友達になりたいと思ってもらえるかいろいろ考えながらお芝居したので、ぜひご注目ください」

――視聴者へのメッセージとスズリンの見どころ

「これほど明るくなれる作品、つられて自然と口角が上がってしまうような素敵な作品に出られることが本当に嬉しいですし、視聴者の皆さんにも純粋に楽しんでいただけたらいいなと思っています。スズリンは優しくて笑顔が特徴的でずっと笑っている、ハッピーオーラの強い子でもあると思うのでそういうシーンに注目していただきつつ、彼女がなぜハギャレンにいるのかにもこだわって撮影したので、心情も追っていただけたら嬉しいです。細部にも見どころが満載で、メイクさんが心を込めて作ってくださった手作りネイルも本当にかわいいですし、衣装合わせ中に『服装がゆったりしてるからぺたんこの健康サンダルみたいな靴だと嬉しいですよね〜』と言ったら作ってくださった、番組オリジナルキャラ・comeppi(コメッピ)がついた健康サンダルも見逃せません。いろんな子から集めたパーツで手作りしたという設定のアクセをつけているところにも、器用なスズリンらしさが。ぜひ放送でチェックしてくださいね」

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