NHKは29日、次の連続テレビ小説「おにぎり」（9月30日スタート）の語りを、俳優のリリー・フランキーが担当すると発表した。また土曜版ナレーションを、2023年度後期に放送された「ブギウギ」に続いて同局の高瀬耕造アナウンサーが務め、映画「呪術廻戦0」などで知られる堤博明さんが音楽を担当することも決まった。
朝ドラ111作目となる「おにぎり」は、福岡、神戸、大阪を舞台に、管理栄養士になることを目指す平成ギャル、米田結（橋本環奈）が周囲との縁を「結び」ながら、平成から令和の時代を生き抜く姿を描く完全オリジナル作。2025年に阪神・淡路大震災から30年を迎えるにあたり、阪神・淡路大震災が起きた瞬間とその後を正面から描く。
リリー・フランキー コメント
「あの頃は、大きな喪失感に包まれていました。でも、それと同じくらいの優しさや、人々の繋がり、そして文化も生まれていたのです。その時代を丁寧に見つめ、紡いだこのドラマに敬意を表するとともに、参加できますことを誇りに思います。」
高瀬耕造 アナウンサー コメント
「”BK 朝ドラ “（大阪局制作の連続テレビ小説）に２年連続で関われることの喜びをかみしめています。橋本環奈さんと紅白歌合戦でご一緒した際『大阪でお待ちしています』とお伝えしていましたので、再会できて本当にうれしかったです。橋本さん演じる結が激動の平成をどう生きていくのか、あの頃の自分を重ね合わせながらご覧下さい」
堤博昭さん コメント
「『おむすび』の音楽には、自分がリアルに体感してきた”平成”のできごと、生きる中でたくさんの人が与えてくれた優しさや経験を栄養素のようにたっぷりと盛り込んでいます。
結たちの人生の様々な場面に寄り添いながら、人と人との縁を結んで一緒に成長していく。そんな生き生きとした息づかいが感じられる音楽のかたちを目指し、視聴者の皆さまに毎朝元気をお届けできるよう、音楽チームも楽しみながら全力で制作していきます」