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中村倫也主演「Shrink-精神科医ヨワイ-」初回に夏帆がゲスト出演「心が解けるような体験。たくさんの気づきをお裾分けしたい」

iza(イザ!) 2024年7月4日 12時23分

NHKは4日、中村倫也が主演を務める連続ドラマ「Shrink-精神科医ヨワイ-」(総合、BSプレミアム4K)の第1話(8月31日放送)に、女優の夏帆がゲスト出演すると発表した。また、井桁弘恵、三浦貴大、竹財輝之助、酒井若菜が新キャストとして加わり、第1話には余貴美子もゲスト出演することも発表された。

「グランドジャンプ」(集英社)で連載中の同名漫画を原作にした連ドラ。のんびり屋だが、優秀な精神科開業医、弱井幸之助(中村)と、一言多いが思いやりにあふれた看護師、雨宮有里(土屋太鳳)が、悩みを抱えて下町の小さな精神科医院にやってくる患者たちに向き合いながら、それぞれの生き方を見つける手助けをしていく。夏帆は、大手広告代理店で働きながら保育園に通う息子を育てるシングルマザー、雪村葵役で出演する。

夏帆 コメント

「脚本を読んで、忙しい日々に追われるわたしたちに、今とても必要な物語なのではないかと思いました。葵のように、精神科と聞くと、ハードルが高い場所、自分とは関わりのない場所、と感じる方もたくさんいらっしゃると思います。実際わたしもそうでした。でも、知識を持って寄り添ってくれる先生に話を聞いてもらう、それだけでこんなにも心強くて、呼吸がしやすくなるんだなぁって『ひだまりクリニック』でのお芝居は心が解けるような体験でした。葵を演じることで得たたくさんの気づきを、みなさんにお裾分けしたい気持ちです。みなさんにとってお守りのような作品になりますように」

第1話あらすじ

新宿の住宅街にひっそりとたたずむ「精神科・ひだまりクリニック」。ゆっくりとした時間が流れるその場所は、弱井幸之助が経営する病院兼自宅になっている。めちゃくちゃ優秀だが、どこか抜けている弱井、そしてそんな彼とともに働くのは看護師の雨宮有里。今日も2人は、心に悩みやトラブルが起きてしまった患者一人ひとりの声に、丁寧に耳を傾けて 診療する日々を送っている。

満員電車の中、押しつぶされそうになりながら携帯で仕事をしているシングルマザー・雪村葵は、息子の翔を保育園に通わせながら大手広告代理店で働いている。夫の浮気が原因で離婚をしたが、仕事と育児どちらも完璧にこなすために、分刻みの日々を過ごしていた。そんなある日、葵は電車の中で突然パニック発作に襲われる。

心療内科を受診するが、薬を飲んでも回復はせず、むしろ薬の副作用で生活に支障をきたしてしまっていた。なにより発作のせいで、遊び盛りの翔をどこにも連れて行けないことが、ますます葵を苦しめていた。そんな状況を知った元姑の文世(余貴美子)が、溺愛する孫の翔を守るために取った行動がさらに葵を苦しめていく。

ある朝、葵は駅のホームで偶然、弱井に出会う。弱井は葵の話に耳を傾け「パニック症」と診断する。葵は驚きつつも、原因不明の苦しさに名前が付いたことで安堵。弱井とともに、自分と翔のため、治療への一歩を踏み出す。

「パニック症」(別名:パニック障害)とは? ~弱井先生の台詞から~

「自律神経はご存じですか? 血圧や呼吸をコントロールする神経です。自律神経は、血圧、心拍数、呼吸数を上げ戦闘モードにする交感神経と、心身をリラックスモードにする副交感神経。この2つによってバランスをとっています。2つのうちどちらかが優位になれば、もう一方の働きは必ず弱くなる仕組みです。突然、交感神経が過剰に働き、激しい動悸や息苦しさといった『パニック発作』を起こす病気。それがパニック症です。

発作が起きても逃げられそうにない場所に不安を感じる。それを『広場恐怖』と言います。また、発作が起きたら大変なことになってしまうという予感がして不安でしかたがない。そのような症状を『予期不安』といいます。パニック症は、心が弱いからかかる病気ではありません。脳の誤作動なんです」

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