Infoseek 楽天

朝ドラ「虎に翼」稲垣(松川尚瑠輝)&小橋(名村辰)が裏話披露! 友情以上の気持ち、劇中で描かれてない「新事実」紹介

iza(イザ!) 2024年8月28日 20時44分

NHK連続テレビ小説「虎に翼」の公式X(旧ツイッター)が28日、更新され、ヒロインの同僚役で共演している松川尚瑠輝と名村辰の特別インタビューが公開された。

日本初の女性弁護士で、のちに裁判官になった三淵嘉子さんの人生をもとにした物語を描く朝ドラ「虎に翼」。女優の伊藤沙莉が主人公で東京地裁判事の佐田寅子役を演じている。松川は稲垣雄二、名村は小橋浩之役で出演。2人と寅子は明律大の同期で、戦後、寅子とともに家庭裁判所設立に尽力した。現在、ドラマは第22週「女房に惚れてお家繁盛?」(106~110話)が放送されており、27日の第107話では、稲垣は少年部部長に出世、小橋は家裁の「ヒラ判事」にとどまり、2人の立場に「差」がついていたことが明らかになった。そんな小橋だが、第108話(28日放送)で開かれた中学生のための勉強会で思わぬ形で熱弁をふるい、同席した寅子たちを感激させるというくだりがあった。

この日、「女性は働く必要がない」と考える益岡良助(岩田奏)が「女は働かなくてもいいんだ。そっちの方が得だろ?」と寅子たちに質問。この発言に困惑する寅子たちだったが、小橋だけは「そう。分かる!」と賛同し、「別に勉強しなくていいなら働かなくていいなら頑張りたくないよな。そっち選びたいよな」と語りかけ、「今日も来たくて来たんじゃないんだよな? 親に無理やり行けって言われたか?」と尋ねた。うなずく良助に小橋は「先生や周りが構ったり優しくするのは優等生か、こいつみたいな不良で中途半端な俺たちはいないも同然。できる男と比べられるのも嫌なのに、更にできる女とも比べられる! 頑張らなくてもいいのに頑張る女たちに無性に腹が立つ! そう、分かる、分かるよ〜」と共感し、「そんでお前が想像しているとおり、その苦しさはずっと続くし、お前はこの先の人生ずっとできるやつらと比べられ続ける」と続けた。小橋はその後、良助に歩み寄り、「平等ってのはさ、俺たちみたいなやつにとって、確かに損なところもたくさんある。でも、そのいらだちを向ける時、お前、弱そうな相手を選んでないか? この先、どんな仕事をして、どんな人生を送ろうと、弱そうな相手に怒りを向けるのは何にも得がない。お前自身が平等な社会を拒む邪魔者になる」と熱弁。そのうえで「まぁ一番になれなくてもさ、お前のことをきちんと見てくれる人間は絶対いるからさ」と語りかけ、「って悪い。裁判官も法律も何も関係ない話しちゃったな」と我に返って自身の言動を謝罪した。寅子は「いいえ! とってもいいお話だった!」と感激した。

名村は「小橋からみた稲垣は『嫉妬』。成功したりしてる友達に言えないけど、若干ジェラシーが湧くみたいな」と稲垣への感情を説明。さらに良助に同調したことについて、松川は「良助君に語っているようだけど、自分にも語っている」と推察した。2人の関係について名村は「役柄では30年来の友人」とし「弔辞は読みたいかなと思っている。友情とかじゃない、その次元じゃないというかさ」と述べ、松川を驚かせた。

学生時代、寅子の父が「共亜事件」で逮捕されて寅子が大学に通えなくなった際、名村が「俺なら、さっさと退学届を出すけどな」などと周りを凍らせる発言をし、それに同調した稲垣が、同級生の轟太一(戸塚純貴)に鉄拳制裁を浴びたこともあった。そんな稲垣だが、裁判官になってからは寅子への態度が変わったと感じる視聴者が多いようで、番組の公式SNSにも「学生時代から改心したのか?」という声が集まっているという。こういった声に対し、松川は「稲垣は奥さんがいて、娘もいるんですよ。当時の女子部の気持ちが今になって初めてわかるってことろでちょっと改心した」とコメント。ドラマでは描かれていない稲垣に関する「新事実」を告白した。


この記事の関連ニュース