バスケットボール男女日本代表のパリ五輪壮行会が28日、都内で行われ、男子代表候補の河村勇輝選手、富永啓生選手、金近廉選手と、女子日本代表の高田真希選手、宮澤夕貴選手、宮崎早織選手が参加。ポイントガードの河村は本番の目標をベスト8とし、「世界中を驚かせるようなバスケットボールをできたらいい」と述べた。
23日から2日間、北海道で行われた男子の国際強化試合は、競合の豪州を相手に1敗1分けに終わったが、河村は「収穫は必ずパリで生かせる」と強気。活躍した強化試合を振り返りながら、「切り替えは大切にしたい」と話した。
五輪開幕まで残り1カ月。男子は、来月27日に予選ラウンド初戦を迎え、23年のワールドカップ（W杯）で優勝したドイツに挑む。富永は「勝利することが一番大事になってくると思う」と、世界ランク3位の強豪相手に一歩も引かない姿勢を示した。すると河村も「目標はベスト8。タフな目標ではありますが、皆さんの力を借りながら全力で戦っていきたい」とアピール。「SHOCK THE WORLD。世界中を驚かせるバスケットボールができればいい」と続け、五輪の舞台で日本バスケの魅力を世界中に伝えると約束した。
一方、女子は2021年の東京五輪で銀メダルを獲得したが、予選リーグ初戦はその決勝で敗れた米国が相手となる。高田は「みなさんも注目していると思うので、しっかりリベンジしたい」と雪辱を誓った。
またイベントが行われた会場には、日本代表のユニホームをモチーフにした「ジャンボユニホーム」が展示された。ユニホームにはファンからのメッセージに交じり、「日本一丸 応援行きます」というバスケットボール経験者の広瀬すずからのエールもあった。