NHK連続テレビ小説「おむすび」の第9回が10日、放送され、“ルーリー”こと真島瑠梨（みりちゃむ）の家庭環境が明らかになり、視聴者の注目を集めた。
平成元年生まれのヒロイン米田結（橋本環奈）が、栄養士として人の心と未来を結んでいく青春グラフィティー「おむすび」。どんなときも自分らしさを大切にする「ギャル魂」を抱き、激動の平成と令和をパワフルに突き進む姿を描く。ドラマは現在、第2週「ギャルって何なん？」（第6～10回）が放送されており、この日の放送で、初めて瑠梨が自宅で過ごすシーンが描かれた。
結の姉、歩（仲里依紗）が結成した「ハギャレン（博多ギャル連合）」の現総代表を務める瑠梨。メンバーの減少が著しいハギャレンの復興を目指し、結を必死にサークルに勧誘している。この日、田中鈴音（岡本夏美）と柚木理沙（田村芽実）のメンバー2人が予定があると帰宅し、ゲームセンターに一人取り残された瑠梨。自宅に戻ると、多忙な母から、適当にご飯を食べるように言われて1万円札を渡された。瑠梨はコンビニの冷やし中華を食べながらハギャレンの写真やプリクラを見てひとり笑顔になり、その後、ひとりで夜の繁華街へ。ブラついていると、怪しい2人組の男が近寄り、「行くところないやったら、一緒に遊ばん？」と声をかけてきた。
瑠梨の自宅は高級そうなマンションで、室内もきれいに整理されていた。母はバリバリのキャリアウーマンと思われ、帰宅した瑠梨にこれから仕事で東京に行くと告げた。さびしそうな瑠梨が「パパは？」と尋ねると、母は「あの人のことはあの人に聞いて」とどこか冷たかった。
金銭的には恵まれているものの、孤独を抱える瑠梨を多くの視聴者が心配。SNSには「ルーリーの家庭事情。仕事が忙しくて、お金はくれるけど、愛情のない母親か」「家に帰ると子供の表情になって、1人コンビニ麺をすするルーリー見て、胸がギュッとなった…」「ルーリーはさびしそう。家族の絆が薄そうな母親との会話。さびしいから、夜に中州に行っちゃったのね」「ルーリーちゃん、いいとこの子だった。やっぱり家庭に難有りか」となどの反響が寄せられた。
また、ギャル好きで「みりちゃむ推し」を公言しながら連日、彼女のシーンについてポストしている錦鯉・渡辺隆も同日、自身のX（旧ツイッター）を更新。「寂しさという振り子がギャルを突き動かすのか 飯を食うギャルというジャンルを見つけた記念日」とこの日の感想をつづった。