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斉藤立 「悔いしかない」にSNS「次はお父さんと同じロスで金メダル」と亡き父・仁さんの思い出の地でリベンジ期待する声

iza(イザ!) 2024年8月5日 10時57分

パリ五輪、柔道男子100キロ超級の斉藤立(たつる)が4日(日本時間5日)、自身のX(旧ツイッター)を更新。「個人、団体ともに悔いしかない試合でした」と振り返り、「四年後必ず借りを返します」と2028年ロサンゼルス五輪での雪辱を誓った。

斉藤は、2日の男子100キロ超級の準決勝で一本負け。メダル取りを目指して挑んだ3位決定戦でも勝利をつかめず「力不足」を口にしていた。雪辱を果たすべく臨んだ3日の団体混合では初戦のスペイン戦で敗戦。ラストチャンスとして起用された開催国フランスとの決勝戦では、同国の英雄、テディ・リネール相手に先に指導2つを引き出したが、ゴールデンスコアに突入。直後に内股を決められて白星をつかめなかった。

3勝3敗となり、代表戦の抽選でリネールとの再戦が決定。メダルの色の行方は斉藤に託された。斉藤は一矢を報いようと死闘を繰り広げたが、ゴールデンスコアの末、大内刈りで一本負けした。試合後のインタビューで「個人で負けてしまって、切り替えることができなった。(日本代表監督の)鈴木(桂治)先生に『何のためにきたんだ。死ぬ気でやるんだ』と言われて…。『(立の父でロス、ソウル五輪金メダリストの)斉藤(仁)先生が見ていたら絶対そう言っていたと思う』と言われた。勝たないと日本代表としても顔向けできないと思ってやっていた。代表戦でもう一度チャンスをもらってたのに本当に悔いが残る」と泣き崩れた。

試合から1日経過し、自身のSNSに斉藤は「個人、団体ともに悔いしかない試合でした。全てが足りない。でもそれも受け入れて苦しくても前へ進むしかない。批判も受け入れる」とコメント。そのうえで「それも自分の宿命だと思い四年後必ず借りを返します。応援、サポートしてくれた方々本当に申し訳ないです。このチームで日本を背負って戦えたことは自分の誇りです」と、4年後のロサンゼルス五輪で巻き返すことを誓った。

斉藤の言葉にSNSには「終始立派でした」「挑んだ姿を見て、誰もが心を踊らされています」「リネールとの死闘めちゃくちゃかっこよかったです」と激励の言葉が殺到。さらに斉藤の亡き父、斉藤仁さんは現役時代、男子95キロ超級で2大会連続金メダルを獲得し、日本代表監督も務めたレジェンド。それを知る人たちからは「お父さんと同じロスで金メダルを」と父の思い出の地で、親子金メダル取りを期待する人も見受けられた。


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