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大谷&由伸VS今永&誠也、夢の侍4人競演!カブス逆転劇で13勝目の今永は感謝「由伸の投球が僕を引っ張ってくれた」

iza(イザ!) 2024年9月11日 14時9分

米大リーグ、大谷翔平投手と山本由伸投手が所属するドジャースと今永昇太投手と鈴木誠也外野手が所属するカブスが10日(日本時間11日)、ド軍の本拠地、ドジャースタジアムで対戦。日本人4人の対決に多くの人たちが注目し、X(旧ツイッター)では「山本由伸」「三者連続三振」「今永先生」「復帰登板」「鈴木誠也」といった関連ワードがトレンドを席巻した。

MLB公式Xでも「歴史的なゲーム」と紹介された一戦で最初にグランドに登場したのは由伸。6月15日以来、3カ月ぶりのマウンドとなったが、初回に三者連続三振を奪う上々の立ち上がり。二回に3本の安打で1点を失ったが、三回にも三者連続三振。4回を投げて4安打1失点。12個のアウトのうち8個を三振で奪うなど、復帰戦で圧巻の投球を披露した。

一方、由伸と初の投げ合いとなった今永は、いきなり大谷と対決。お互い帽子を取って笑みを浮かべると初球で遊飛に打ち取った。しかし1点リードの二回、先頭エドマンに左翼へソロ本塁打を浴びた。三回には無死一、二塁のピンチで大谷を迎えたが一塁への併殺に仕留め、今永に軍配。第3打席も高めのスライダーで右飛に打ち取り、3度の対戦ですべて出塁させなかった。結局、今永は7回を投げ、3本の本塁打を含む7安打3失点でマウンドを降りた。

しかしドジャース2点リードの八回、由伸に2打席連続三振を喫していた鈴木が無死一、二塁の場面で中前適時打を放ち、敵失も絡んで同点とすると、さらに三塁に進塁した鈴木が敵失の間に本塁へ生還し、カブスが逆転に成功。その後、2点を追加したカブスは、6-3で勝利し、今永に13勝目をプレゼントした。

勝利を手にした今永は「日本ではなくて、アメリカの地で対戦することに意味がある」と感慨深げ。また、試合前は調子が良くなかったと振り返り「彼(由伸)の投球を見て、このままでは劣勢に追い込まれると思った。彼の投球が僕を引っ張ってくれた」と由伸の好投で奮起したことを明かした。

2007年5月4日のヤンキースの井川慶、松井秀喜とマリナーズのイチロー、城島健司以来史上2度目の「日本人4人スタメン」となったこの試合。SNSには「すごい時代が来た」「全員に見せ場があっていい」「観客も盛り上がって、認められると思うとうれしい」「アツいな」「夜のニュースはこれ一色だ」と大いに感激。各地元メディアからも「今永はWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)のチームメイトに勝った」「由伸の投球は10段階中10の評価」と両チームの先発投手を絶賛していた。

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