Infoseek 楽天

朝ドラ「おむすび」高橋要蔵役・内場勝則コメント「商店街は家族、結や歩は“みんなの子ども”」「人とのつながりで問題を克服、ひとりじゃないと伝えたい」

iza(イザ!) 2024年11月18日 8時15分

NHKは18日、現在放送中の連続テレビ小説「おむすび」に高橋要蔵役で出演しているお笑いタレント・俳優の内場勝則のコメントを発表した。

通算111作目となる朝ドラで、橋本環奈演じる平成元年生まれのヒロイン、米田結が、栄養士として人の心と未来を結んでいく青春グラフィティー。どんなときも自分らしさを大切にする「ギャル魂」を抱き、激動の平成と令和をパワフルに突き進む姿を描いていく。高橋は、結とその家族が暮らす神戸・さくら通り商店街にある「高橋テーラー」の店主。体を鍛えるのが趣味の元気なおっちゃんで、よく米田家が営む理髪店に入り浸っている。地震後、米田家と同じ宝井小学校に夫婦で避難し、結の父、聖人(北村有起哉)たちとともに避難所の運営に加わった。

内場勝則 コメント

――出演が決まったときの心境は?

「前回出演した『わろてんか』から7年。時間の流れは早いですね。また呼んでいただけるのはありがたいです。

震災を真っ向から描いている作品です。僕自身も大阪で阪神・淡路大震災を体験しました。風化させないためにもこうした作品は続けないといけないですし、作品と向き合うことで30年経て初めてわかることもあるのではと感じています。

今回、ぼくは神戸編での出演ですが、じつは糸島に縁があって。父の実家が福岡の博多で、父方の墓が糸島にありました。まだ僕の戸籍は糸島にあるんですよ。幼い頃、島に墓参りして海で泳いだ記憶があります。今回朝ドラで糸島が舞台と聞き、不思議な縁を感じましたね」

――自身の役柄について

「おそらく店を継ぐ気はなかったのに、仕方なく二代目を継いだのでしょうね。そのうち仕事が面白くなって今も続けているんでしょう。商店街でもリーダーシップをとるわけでも、重要なことをなにかするわけでもない(笑)。

ほぼヘアサロンヨネダに入り浸っていて、ただワイワイガヤガヤしています。そういえば僕の店は、一切登場しないんですよ(笑)。ほとんど理髪店に入り浸っている。いつ仕事しているんでしょうね(笑)」

――神戸編撮影時のエピソードを

「商店街のメンバーとは、この仕事で初めて会った方々なのですが、初めて会った気がしなくて、ずっと前から仲良しな感じがします。撮影にもすっと入ることができました。理髪店のセットがまた素晴らしくて。平成時代の漫画があったり、コンサートのポスターが貼ってあったり、待ち時間の合間に、『こんなコンサートあったね』と皆でワイワイ思い出話に花を咲かせています。

米田家が神戸に戻ってきたシーンは、僕らの撮影も震災のシーン以来で久々だったので、本当の再会のようでした。商店街はひとつの家族みたいなもので、一人でも欠けたらアカンという感じがあるんでしょうね。みんなで集まる理髪店は茶の間みたいな感じで、結ちゃんや歩ちゃんは“みんなの子ども”という感覚もあるんだと思います。これでピースが揃ったというか、『やっと帰って来たか』という思いなのでしょう」

――視聴者に向けたメッセージ、見どころ

「物語では、今後もいろいろ問題が起きますが、人と人との繋がりがあれば乗り越えられる、ひとりじゃないよというメッセージが伝わってほしいですね」

この記事の関連ニュース