小田急電鉄は9日、新型ロマンスカーの設計に2日から着手したと発表。2028年度の運行開始を目指すという。このニュースは鉄道ファンを中心にすぐさまSNSで話題になり、ヤフー検索ランキングの1位に「新型ロマンスカー」がランクインするなど盛り上がりを見せている。
27年4月に、小田原線の営業を開始してから100周年を迎える小田急電鉄。新型ロマンスカーは、これまでの伝統や歴史、たくさんのユーザーとともに育んできたロマンスカーブランドを継承しながら、国内外のユーザーに一層上質な移動時間を提供できる車両にするとしている。
新型モデルは、通勤やショッピングの足として利用されているEXE（30000形）の代替であり（※17年3月にリニューアル工事を実施した「EXEα（エクセアルファ）」を除く）、観光地・箱根への「観光用ロマンスカー」として就役し、23年に引退したVSE（50000形）の後継として位置付けている。
ロマンスカーは多くのファンを抱えていることもあり、SNSでの注目度は抜群。この発表を受けてヤフー検索ランキングで「新型ロマンスカー」のワードが急上昇し、ファンから「新型ロマンスカー発表キター」「新型ロマンスカー楽しみすぎる」「サルーン付けてほしい」「ダブルデッカー組み込みとかだとかなりアツい」などと期待の声がズラリ。一方で、通勤用と観光用では車内のつくりや車両の特徴が異なるため、「EXEの置き換えだけどVSEの後継とはこれいかに通勤用と観光用の両方に使えるタイプってことかしら」「EXEの代替かつVSEの後継という、相反する条件をどうクリアするんだ？」「展望席とEXEみたいなめっちゃ良い座席ぶち込んでほしい」といった位置付けへの疑問も多数見受けられた。