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朝ドラ「おむすび」あらすじ12月5日第49回 炊き出しの料理はなぜ味に濃淡が? 結(橋本環奈)たちはその理由を探り当てようと奮闘

iza(イザ!) 2024年12月4日 8時15分

NHK連続テレビ小説「おむすび」(総合など)第10週「人それぞれでよか」(第46~50回)の第49回が5日、放送される。

平成元年生まれのヒロイン米田結(橋本環奈)が、栄養士として人の心と未来を結んでいく青春グラフィティー。どんなときも自分らしさを大切にする「ギャル魂」を抱き、激動の平成と令和をパワフルに突き進む姿を描く。主題歌「イルミネーション」をB’z、語りをリリー・フランキーが担当する。

「おむすび」第10週「人それぞれでよか」振り返り(ネタバレ)

2007年7月、結たちが暮らす神戸・さくら通り商店街で、夏休み恒例の子供向け防災訓練の時期が近づいてきた。栄養士を目指して専門学校に通う結が炊き出し隊長として協力。工夫を凝らした献立を考えることになった。

結は担任の桜庭真知子(相武紗季)に相談。すると、栄養士の基本になる「大量調理」を学ぶ機会として、授業で炊き出しの献立を作ることになった。結もクラスメイトも震災当時幼かったり、被害の少ない地域にいたことから避難所の食糧事情については知見が乏しく、4人は実際に阪神大震災後の避難所生活を経験した商店街の人たちを取材。そこで、地震発生後3、4日目から届き始めた食料は、パンや米ばかりで食物繊維が足りず、高齢者や子供、女性のなかに便秘で苦しめられた人が多くいたことを知った。結の幼なじみ、佐久間菜摘(田畑志真)もその1人で、そんな彼女を救ったのが、地震で一人娘を亡くし、心を閉ざしていた靴屋の渡辺孝雄(緒形直人)だった。孝雄は避難所の窮状を知り、自宅に買い置きしてあった大量のわかめや豆、しいたけなどを避難所に持参。菜摘の母、美佐江(キムラ緑子)に泣きながら感謝された。しかし、人助けはしたものの、自身は娘の死で生きる気力を失っており、危険だと周囲が止めるもの聞かずに自宅へ戻っていった。

避難所生活が5日目に入ると、ようやく炊き出しができるようになり、あたたかい食べ物が振る舞われた避難所に歓声があがった。大勢の被災者がわかめごはんのおにぎりをほおばり、大豆と野菜のスープで冷えた体を温めると、久しぶりに家族たちが笑顔になり、幼い結もうれしかった。

07年、結の姉で古着バイヤーの歩(仲里依紗)は、父、聖人(北村有起哉)が修理を依頼していた靴を孝雄から渡された。きれいに生まれ変わった靴を見た歩は、靴職人としての孝雄の腕の確かさに舌を巻き、中古の靴を仕入れて孝雄がカスタムしたものを販売するという手法を思いついた。すぐに母、愛子(麻生久美子)に説明用のイラストを描いてもらって、孝雄の店へ。アイデアを持ちかけて断られたものの、歩は諦めていなかった。

一方の結は、震災当時の炊き出しについて、クラスメイトとともに商店街の人たちを追加取材。物資が届きにくかったはずだが、意外にもさまざまな具材が使われており、豆腐もあったことにクラスメイトの森川学(小手伸也)が驚いた。すると、聖人は苦い顔をして父、永吉(松平健)がかかわっていたことを思い出す。当時、福岡・糸島からはるばる神戸まで駆けつけ、聖人らがいる場所に来た永吉は「食材ば集めてくる」と言って避難所を後にした。翌日、永吉は豆腐を大量に入手し、三田の豆腐屋で分けてもらったと説明した。そして次の日は野菜、その次の日も魚やら煮干しを届けてくれた。愛子は、「頼もしかった」と当時の永吉を振り返り、そのおかげで若い人たちが食材を届けてくれるようになったと話した。その頃、永吉本人は野球に夢中で、結が電話すると、困った人がいたら助けるのが当たり前だと胸を張った。祖母の佳代(宮崎美子)も、歩が帰ってきたことを喜んだ。

一方、翔也のスランプは深刻で、その理由がわからずにいた。そんななか、専門学校に翔也の姿が。練習を早く上がり、結に相談にきた。球速ではエースの澤田龍志(関口メンディー)に勝てず、むきになって速い球を投げようとした結果、制球が定まらなくなり悩んでいた。結は球速が遅くても活躍している人はいるとし、“ギャルの掟”を引用し、他人の目を気にせずに、翔也は翔也らしくと励ました。

結が帰宅すると、歩が大量に仕入れた中古の靴を整理していた。孝雄にカスタムしてもらうために集めたもので、「何かに集中しているとちょっとは気持ちが軽くなる」と真紀の死にとらわれている孝雄の心情を思いやった。愛子が「ナベさんがやる気になったら、美佐江さんと仲直りできるかもね」と言うと、聖人が、震災の1年後、突然孝雄が商店街にアーケードを作ろうと声をあげ、美佐江と協力して完成させた経緯を思い出した。しかし完成後、孝雄は再び心を閉ざして美佐江と仲違いしてしまったという。

後日、結は美佐江を訪ね、孝雄と仲直りしてはと話した。美佐江は兄夫婦を震災で亡くしていたことを告白。「けど、死んだ人はもう戻ってこうへん。うちらは生きなあかんねん」と前を向きながら、「そやから、あの人見とうとイライラすんねん」と孝雄への不満を口にした。

「おむすび」第49回あらすじ

結は、美佐江に孝雄と仲直りしたらと言うが、美佐江は「大人はそう簡単じゃない」と反論する。

結は、美佐江の兄夫婦が地震で亡くなったことを知り、聖人と愛子に話す。一方、専門学校では、炊き出した料理の味に濃淡が出る理由を探り当てようとする。

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