Infoseek 楽天

朝ドラ「虎に翼」第20週(8月12日~)あらすじ 寅子(猪爪寅子)帰京も実家で花江(森田望智)と直明(三山凌輝)対立、東京地裁判事として原爆裁判担当

iza(イザ!) 2024年8月10日 8時15分

NHK連続テレビ小説「虎に翼」(総合など)第20週「稼ぎ男に繰り女?」(第96~100話)が12日から始まる。

日本初の女性弁護士で、のちに裁判官になった三淵嘉子さんの人生をもとにした物語を描く朝ドラ「虎に翼」。女優の伊藤沙莉が主人公の猪爪寅子役を演じる。主題歌「さよーならまたいつか!」を歌うのは、シンガー・ソングライターの米津玄師。語りを「カーネーション」(2011年度後期)で主演を務めた女優の尾野真千子が担当する。

「虎に翼」第19週「悪女の賢者ぶり?」振り返り

寅子は、戦争によって背負った過去に苦しむ星航一(岡田将生)に寄り添うなか、航一から麻雀を教わることになった。自宅に来た航一に、優未(竹澤咲子)が亡き父、優三(仲野太賀)と写った古い写真を見せると、航一も家族写真を見せ、3人は互いに家族を紹介し合った。航一の帰宅後、寅子は、優未が嫌な気持ちになるようなことは絶対にしないと伝えるが、優未は呆れ気味に「誰のことを好きでも嫌いでもいいけど、私のせいにしないで」と述べた。

売春事件に絡み、三条の地主の娘、森口美佐江(片岡凜)が補導された。関与した可能性のある女子高生2人と美佐江が新潟市内で一緒にいて、2人が非行事実を認める一方、美佐江は関係ないと供述。2人の手首には寅子ももらったあの赤い腕飾りがあり、さらに、かつて窃盗事件で補導された元木俊雄(山時聡真)と美佐江につながりがあることもわかった。自分の担当する事件ではないものの、何かしてやれないかと悩む寅子のもとを美佐江が訪問。寅子は本当のことを話してほしいと寄り添おうとしたが、自分が恵まれていると告げたうえで、なぜ窃盗や売春、殺人がいけないことなのかがわからないと言い出す美佐江に、どう答えていいのかわからなかった。その後、家裁は美佐江の審判を行わないことを決定。寅子は美佐江を救える方法を考え続けたが、答えは見つからなかった。

日曜、優未が家事手伝いの稲(田中真弓)と2人で映画に出かけるなか、寅子が美佐江の件で悩んでいることを知った航一が、会いに来てくれた。家事をする寅子の傍らで黙々と書類を読み続ける航一。寅子はその沈黙に癒やされたが、航一の優しさに寄りかかりたくなってしまう自分を制し、自身のなかに芽生えた航一への思いから必死に目を逸らそうとしていた。

昭和28(1953)年3月、美佐江が東大に合格。また三条支部では、書記官の高瀬雄三郎(望月歩)と事務員の小野知子(堺小春)が「友情結婚」を宣言した。恋愛感情はなく、互いの社会的地位確立が目的と聞かされた寅子は、自分が同じような理由で優三と結婚したことを思い出し、慎重に考えた方がいいと助言。そして家に帰ると、義姉の猪爪花江(森田望智)がいて、寅子の帰りを待っていた。

稲と優未が寝たあと、花江は寅子に「最近、いい人がいるんですって?」と確認。わざわざ新潟にまで来た本題を切り出し、寅子を困惑させた。優未は、寅子が尻込みしていることを自分のせいだと考えており、手紙を出して花江に助けを求めていた。そんな話をしていると優未が起きてきて、優三の形見のお守りを寅子に差し出した。なかには小さく折りたたまれた手紙が入っていて、生きて再会できなかった時のことを考えた優三の寅子への思いがつづられていた。「弱音を吐くことのできる人、正しくないトラちゃんも好きでいてくれる人を見つけてください。できれば心から恋して、愛する人を見つけてください」。優三の愛を胸いっぱいに受け止め、涙が止まらない寅子。翌日、高瀬と小野への前言を撤回し、2人の好きにしたらいいと伝えた。そして、2人が納得する方法を試したうえで、もし失敗したとしても2人の決断を応援すると励ました。

寅子が新潟地裁本庁に出勤した日、大雨で列車が止まり、寅子は遅くまで刑事部に残った。そこには航一もいて、寅子は意を決し、自分は優三を愛し続けたいと話した。航一は、ずっと自分に蓋をして生きてきたが、寅子といるとつい蓋が外れてしまうとし、「あなたと会えてよかった。それだけで十分です」と言った。雨が上がり、2人が部屋を出ると、寅子は優三だけを愛したいと思いながらも、そうすると決めたのに、航一に胸が高まってしまうと思わず告白してしまう。「なんで、私の気持ちは、なりたい私とどんどんかけ離れていってしまうんでしょうか」。航一は、自分は優三になるつもりはない、そして寅子を亡くなった妻の代わりにするつもりもないとし、「なりたい自分とかけ離れた、不真面目で、だらしがない愛だとしても、僕は佐田さんと線からはみ出て、蓋を外して、溝を埋めたい…。ダメでしょうか」と語りかけた。寅子も「永遠を誓わないだらしがない愛。なるほど。私たちが欲する最適なものかと」と共感。航一は涙を流す寅子を抱きしめ、迷いながらもそっとキスをした。

「虎に翼」第20週「稼ぎ男に繰り女?」あらすじ

昭和30年、東京に戻ることになった寅子と航一。弁護士の杉田太郎(高橋克実)らに盛大に見送られた寅子は、神奈川・登戸の猪爪家に戻ってくる。

するとそこでは、結婚したら家を出るべきだという花江と、結婚しても同居し続けたいと主張する寅子の弟、直明(三山凌輝)が対立していた。頭を悩ませた寅子は航一に相談し、猪爪家で家族会議が開かれることに。そんななか、寅子は東京地裁の判事として、「原爆裁判」を担当することになる。


この記事の関連ニュース