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朝ドラ「虎に翼」8月29日第109話あらすじ 秋山(渡邊美穂)の妊娠をきっかけに寅子(伊藤沙莉)は意見書を桂場(松山ケンイチ)に提出

iza(イザ!) 2024年8月28日 8時15分

NHK連続テレビ小説「虎に翼」(総合など)第22週「女房に惚れてお家繁盛?」(第106~110話)の第109話が29日、放送される。

日本初の女性弁護士で、のちに裁判官になった三淵嘉子さんの人生をもとにした物語を描く朝ドラ「虎に翼」。女優の伊藤沙莉が主人公の佐田寅子役を演じる。主題歌「さよーならまたいつか!」を歌うのは、シンガー・ソングライターの米津玄師。語りを「カーネーション」(2011年度後期)で主演を務めた女優の尾野真千子が担当する。

「虎に翼」第22週「女房に惚れてお家繁盛?」振り返り

昭和31(1956)年、春。寅子は娘の優未(毎田暖乃)とともに、事実婚の夫、星航一(岡田将生)の家で暮らし始めた。航一の継母、百合(余貴美子)との関係は良好ながら、航一の子供の朋一(井上祐貴)とのどか(尾碕真花)とはまだぎこちない空気が漂っていた。

ある日、仕事を終えた寅子と航一が帰宅してほどなく、朋一も帰ってきた。百合を家政婦のように扱う様子を見かねた寅子から苦言を呈された朋一は「母親面はやめていただきたい」と反発。しかしのどかに諫められると、すぐに非を認めて謝罪した。そんな子供たちの姿に航一は硬直し、自分には寅子のような力はないのに、再婚で気が大きくなり、子供たちとももっと家族らしくなれるのではないかと欲張っていたと反省。寅子は2人で力を合わせてやっていこうと励ました。

そんななか、寅子は、中学校の教師をしている弟の猪爪直明(三山凌輝)からの頼みで、東京地裁で中学生向けの勉強会を開催。後輩の判事補、秋山真理子(渡邊美穂)やかつての同僚の小橋浩之(名村辰)らがその仕事を手伝ってくれた。勉強会で寅子は、バスの女性車掌と乗客との間のトラブルを扱った民事裁判について解説。するとそれまでおとなしかった益岡良助(岩田奏)が、車掌が男性ではなかったことが影響したかもしれないと知ったことで、女性は働かなくてもいいのに、なぜ自分からつらい思いをしにいっているのかと疑問を呈した。寅子たちが答えに窮するなか、小橋が突然「わかる!」と共感。そして、良助のように優等生でも不良でもなかった自身の少年期の経験を踏まえ、教師からは気にかけられず、男だけでなく、「頑張らなくてもいい、勉強しなくてもいいはず」の女とも比べられることのつらさを珍しく饒舌に説いた。その言葉に、大きくうなずく良助。すると小橋は、平等を意識することで自分たちのような人間が損をする局面に立たされたとしても、そのいら立ちを弱い者に向ければ、自分自身が「平等な社会を拒む邪魔者」になってしまうと諭し、「一番になれなくてもさ、お前のことをきちんと見てくれる人間は絶対いるからさ」と励ました。ついしゃべりすぎてしまい、今回の授業の趣旨と離れてしまったことを詫びる小橋に、寅子は「とってもいい話だった」と感動したことを伝えたが、秋山だけは冷ややかだった。

その後、秋山は悔しそうな顔で「平等なわけないです。一括りにされたくない」と言葉を絞り出し、妊娠したことを寅子に相談。女性に生まれたがゆえにひとの5倍頑張ってきて、ようやく少しずつ仕事で認められるようになったのに、自身の妊娠でその道が閉ざされてしまうとうなだれ、悔し涙を流した。寅子は、自身の妊娠したころを思い出しながら、出産後ももし判事を続けたいなら、戻って来られるよう居場所を必ず守ると約束。その夜、寅子は秋山の件を家族に話し、思い思いの意見を交わした。朋一とのどかは、よく話すようになった航一の変化に驚いた。

出産前の6週間の休業申請しか認められていない現状を打破すべく、寅子は育児期間の時短勤務や、育児休暇取得のための提案書を上司の東京地裁所長、桂場等一郎(松山ケンイチ)に提出。女性法曹をもっと増やしていくためにも、労働環境の整備が急務だと訴えた。しかし、桂場は「時期尚早」として却下。

別のアプローチを探ることにした寅子は、最高裁判所事務総局に提出する意見書を作成するため、なじみの甘味処「竹もと」に、弁護士から検事、判事、調査官まで知り合いの女性法曹を大勢呼び、署名を集めた。その場には、桂場や司法省民事局民法調査室時代の寅子の元上司で、現在は司法研修所所長を務める久藤頼安(沢村一樹)もやってきた。

「虎に翼」第108話あらすじ

秋山の妊娠をきっかけに、女性法曹のためによりよい労働環境を整えたいと寅子は「意見書」をまとめ、桂場に提出する。

一方、星家では優未の提案で、かつての猪爪家で使われていた番号付きの棚を導入することに。棚作りに朋一が加わるが、のどかだけは冷ややかで…。

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